台北・三大サウナ探訪③『亞太三温暖』は地上15階に広がる大人なラグジュアリー空間だった

もい。

2泊3日、台湾🇹🇼。
2年ぶりの台北で、真っ先に向かった1軒。

MRT南京復興駅で下りて、地上に出ると、目の前に、台北アリーナの、大きな箱。
その、ちょうど斜向かいに建つ大きな複合商業ビル「微風南京(Breeze Nanjing)」の15階へ、エレベーターで、まっすぐ、上がっていきました。
台北の、いわゆる三羽烏こと「老舗三大三温暖」のひとつ。

『亞太三温暖』

ここは、僕にとってはこの3軒のなかで唯一、まだ訪問できていなかった1軒。
今回で、ようやく、コンプリートです。


微風南京15階の、うっすらkomeaな、1軒。

エレベーターの扉が開いた瞬間から、もう、雰囲気が明らかに格上です。
無駄に豪華な彫刻、間接照明の色温度、案内カウンターの木の質感。
ただのサウナ施設の入り口じゃなくて、歴史あるホテルのエントランスと勘違いしてしまうレベル。
入浴料は700元。
支払いを済ませてロッカーへ進むと、廊下から、脱衣所、浴場エリアまで、ずっと、この静かなぜいたく感が続いていきます。
フィンランド語で、立派な/堂々とした/気品のある、は、komea(コメア)。
このホテル顔負けの装いは、まさに、ちょっと、komea な1軒、と呼びたい空気でした。


ドライと、スチーム。そして、フィーバータイムの、視界ゼロ。

浴場に入って、まずはドライサウナへ。
そこそこの広さ、右手の壁には大きめのテレビ。
画面には、メジャーリーグの中継が流れています。
台北ではお馴染みの、高温カラカラ系。
人は意外とまばら。
ベンチのすみで静かに体操をしている人、とつぜん筋トレをはじめる人。
「あ、これは、台湾三温暖の、通常運転だな。」と、以前の記憶がよみがえります。

もうひとつのサウナは、台湾名物のスチームサウナ。
扉を押した瞬間、ぶわっと、白い蒸気が、視界の全部を覆いにきました。
人はけっこう多め、たぶん、人気もこちらのほうが上。
常にフィーバータイム、というのが、いちばん正しい表現なのかな。
視界は、ほぼゼロ。
もやの向こうに、なんとなく人の気配を感じます。
漢方の苦い香りは、ここではなし。
純粋な白いスチームだけの、贅沢な密度でした。


15階の、バカデカなallas、そして水風呂と、湯船。

そして、いちばんのお目当ての水風呂。
シングル(1桁℃)と、プール(28°Cくらい)の、2段構え。
シングルの水風呂も、日本のサウナの水風呂と比べればかなり大きいはず。
だけど、後ろに控えるバカデカプールと比べてしまうと、なんとなく、控えめに見えてしまう。
そのくらい、プールの視覚的なインパクトが圧倒的に強い。
15階というそこそこ高いフロアに、これだけのボリュームのallas(アッラス=プール/浴槽/水槽)が鎮座しているという事実だけで、なんだか笑ってしまいます。
しかも、そこに流れ込む滝のような水流がとにかくハンパない。
配管も、防水も、床の耐荷重も、色々とたいへんそう。
それでも、この場所にこれだけのものを作ってしまう台湾人の情熱に感服するしかありません。

水風呂だけでなく、ここではちゃんと温かい湯船も用意されています。
温度は41℃くらい、ですかね。
ちゃんと熱くて、じゅうぶんに気持ちいい。
意外と、サウナよりもこの湯船のほうが地元の常連さんに人気なようで、のんびりとお風呂を楽しむ人たちで大変にぎわっていました。


洗い場と、休憩所と、ガウンと、甘めの、無料ドリンク。

洗い場は、清潔感のレベルとしては、「めちゃくちゃピカピカ」ではなく、「じゅうぶんに、許容範囲」という、あの絶妙なライン。
歯ブラシ、カミソリ、シャンプー・トリートメント・ボディソープといったアメニティ類はしっかりそろっていて、これぞ「安定の台湾クオリティ」とうなずかせてくれます。
サウナ上がりに、館内貸出の、ゆったりしたガウンを、ちょろっと羽織って、そのまま休憩所へ。
ここもまた、無駄にゴージャス。
広々としたスペースにソファーとテーブル席、大きなテレビ、そして無料のドリンクバー。
飲み物は数種類あるのですが、そのすべてがしっかり甘め。
麦茶っぽいものも普通に甘い。
さすがにお水は甘くなかったけど。
ここではサウナ飯も注文して食べられる、らしい。
仮眠室も館内のどこかにある、はず。
(すみません。この日は詳細を確認できず。次回の宿題として、そっとしまっておきます。)



台北三大三温暖、順位づけの答え。

台北三大三温暖、『天龍』『喜都』そして今回の『亞太』。
どこが1番良かったかな、と記憶を辿ってみました。
それぞれ、いくつかの特徴はあるものの基本的なスペックはほぼ同じ。
利用料金も、確かだいたい同じくらいの水準。
なので、この3軒のどこへ行っても、同じくらいの満足感で、たぶんがっかりはしないはず。
甲乙つけるのではなく、その日の気分や他の予定に合わせて利用しやすい施設を選ぶのが最適、というのが今のところの僕の結論です。


台北三大三温暖で唯一未訪問だったコチラにハジメマシテ

外の大きな看板なくなっちゃったのね

広くてゴージャスな館内は満足度でいったらNo.1かも
— Greippi(2025.08.30 1回目の訪問)

亞太三温暖さんの様子はYouTubeでもまとめています。よかったらどうぞ。


台北の休憩所の、あの甘さの、次に。

亞太三温暖の休憩所の、無料ドリンクバーの、どれも共通の、しっかりした甘さ。
帰国してから、家のサウナ後や、湯船あがりに、あの甘さの、ちょうど反対側にある、しっかり苦めの1杯を、しみじみ、飲みたくなります。
そんな夜のために、台湾の顔、凍頂烏龍茶を、まとめてお取り寄せ。
急須で、少し熱めのお湯で、ちょんと。
台北の街の空気の、うっすら残った甘さと、家の1杯の、キリッとした苦みが、口の中で、いい感じに、握手してくれます。


このあとは北投温泉へ舞台を移して、「台北三温暖旅」まだまだ続きます。

ではまた。もいもい。

📍 施設情報

亞太三温暖(ヤータイ サンウェンヌアン/Asia-Pacific Sauna)

🗺 台湾・台北市/台北アリーナ(Taipei Arena)斜向かい/微風南京(Breeze Nanjing)15F

🚇 MRT松山新店線・文湖線「南京復興」駅から徒歩数分

💴 入浴料 700元(訪問時/2025年8月) ※各種プランあり

👤 男性専用(台湾式 三温暖)

🔥 ドライサウナ:高温カラカラ/広め/メジャーリーグ中継のテレビあり

💨 スチームサウナ:常時フィーバータイム/視界ほぼゼロ/漢方香なし

❄ 水風呂:シングル温度+プール温度の2段構え

🏊 15階なのにバカデカな温水プール/湯船41℃前後

🧼 洗い場:清潔感は許容範囲/歯ブラシ等アメニティ充実(安定の台湾クオリティ)

🛋 休憩所:ガウン貸出/リクライニング+テーブル席/無料ドリンクバー(甘め多め)

🍚 館内食堂・仮眠室あり(今回は未利用)

🗓 訪問日:2025年8月30日/1回目(台北三大三温暖のうち未訪問だった1軒)

※料金・営業時間・サービス内容は現地公式サイトで最新情報をご確認ください


赤い方の飛行機JALさんはサウナ旅に特化したパッケージツアーもご用意しています。お得なプランもあるのでぜひ一度のぞいてみてください。

三羽烏の他の2軒はこちらの記事で紹介しています。
よかったらどうぞ。

台北・三大サウナ探訪①『天龍三温暖』は台北駅すぐ近くで利便性抜群の施設だった
台北・台北駅徒歩10分の「天龍三温暖」。台湾サウナ四天王のひとつに数えられる老舗・24時間営業。90℃と100℃のカラッカラ高温サウナ2部屋を中で行き来、漢方香るスチームサウナのフィーバータイム、グルシン級の強冷水風呂と常温のひろーいプール、龍の吐水ハンパない薬湯、浴槽の段差ハンパない設計。お食事も休憩室も仮眠室も完備、12時間滞在&宿泊も可。入浴700元(3,500円弱)。サ旅メシは隣の食堂で鶏肉飯。日本のサウナーが初めての海外サウナに行くならまずここ。
台北・三大サウナ探訪②『喜都三温暖』は地上の喧騒を忘れさせる極上地下空間だった
台北・台北アリーナ徒歩10分の「喜都三温暖(JING HUA SAUNA HEALTH PLAZA)」。かつて四天王、いまは三羽烏のひとつ。館内ところどころリニューアル、浴場は年季そのまま。106℃の高温サウナ室はパイナップルの皮と水桶で湿度キープ、サ室前にはキンキンの冷やしタオル、10℃以下の水風呂、すんごい滝、プールとの冷冷交代浴も可。サービスの台湾茶あり。支配人のサウナ愛がそこかしこに香る、初めての台湾サウナにいちばんおすすめの一軒。入浴700元・24時間営業。サ旅メシは近所の朝食屋で鹹豆漿。

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