『喜都三温暖』

もい。

2023年5月、台北サウナ巡り、二軒目。

三羽烏の、もう一角。

『喜都三温暖(きとさんおんだん/JING HUA SAUNA HEALTH PLAZA)』

初めての訪問。
かつて、台北サウナ「四天王」と呼ばれていたらしい。
ところが、惜しまれつつ『金年華』が閉店して、いまは三軒。
四天王から、三羽烏へ。
天龍、亞太、そしてここ、喜都。
肩書きが変わっても、町の人にとっての存在感は、たぶん、ぜんぜん変わっていない。


サ旅費

🚗 台北アリーナから徒歩約10分
♨️ 入浴料 700元(3,500円弱)
🕐 24時間営業 定休日:なし
⏱ 滞在は12時間まで 仮眠室で宿泊も可

※ 料金は訪問時(2023年5月)のものです。最新情報は施設へご確認ください。

サ旅メシは、近くの朝食屋さんで、鹹豆漿(シェントウジャン)。

蒸したての小籠包みたいなお饅頭が5つ、ビニールに乗って。
横には、ピンクの紙コップに、シェントウジャン。
温かい豆乳に、お酢を落として、ふわふわっと固めた、台湾の朝の定番。
上には、揚げパン(油條)のかけらと、ラー油の橙色。
スプーンですくうと、すこし固まった豆乳が、ぷるりとほどけて、口のなかで広がる。
コーヒーじゃなくて、これが、台北の朝。
鹹豆漿だけは、東京で代わりが効かない。


サウナ

銀の輪っかの、ロゴ。

「喜都 健身休閒廣場 JING HUA SAUNA HEALTH PLAZA サウナ」。
ロゴの下には、鏡張りの階段が、ゆるやかに地下へ続いている。
両脇には、館内写真のパネル。
派手だけれど、不思議とくたびれていない。
この一段目を踏み下ろすところで、もう、台湾サウナの空気にきちんと飲み込まれる。

Good point 👍

  • リニューアル? ここも昔からある老舗サウナ でも、館内ところどころ、小綺麗になっている ロビー、休憩室、休憩席 手の入った場所と、入っていない場所が、混在 浴場は、年季そのまんま その「半分だけ更新」のバランス感が、ちょうどいい
  • トロピカル 90℃ほどのサウナ室 岡山ハリウッドみたいに、水を張った桶がいくつか ストーン上に置いて、湿度をたしてくれる仕組み パイナップルの皮までさり気なく仕込んであって、トロピカルな香りが、サ室にふわっと立ちのぼる
  • 冷やしタオル サ室の前に、キンキンに冷えた濡れタオルが置いてある 頭と顔に、ばさっとかぶって、サ室へ入る 日本でも、たまに見かける文化 でも、台湾で会うと、なぜか喜びが二倍 こういう「あったらいいな」を、ちゃんと用意してくれる施設は、強い
  • ジュードロウ 水風呂は、もちろん10℃以下 サウナとの温度差で、肌が「ぎゅっ」と鳴る 例によって、隣の常温プールとの「冷冷交代浴」もOK 奥には、すんごい滝も流れていて、肩に当てると、もう肩こりは終わり 水のレパートリーが、相変わらず台湾らしく贅沢
  • 台湾茶 浴場の中で、サービスのお茶が飲める 冷たい水じゃなくて、あっついお茶 サウナ→水風呂→外気浴的な動きの間に、一杯 胃の奥が、すうっとあったまって、もう一回サ室に行く準備がととのう 冷たいだけじゃない、湯飲みのある国の作法

サウナ室。

温度計を見ると、106℃。

カラッカラのはずなのに、入ってみると、ちゃんと湿度が乗っている。
よく見ると、ストーンの上に、小さな桶がいくつか並べてある。
水を張ったまま、置いてあるだけ。
それだけで、湿度がふわっと底上げされる。
岡山ハリウッドの「桶ロウリュ」を、勝手に思い出す。
サ室の隅には、パイナップルの皮。
熱で、ふわっと甘い香りが立ちのぼる。
106℃で、湿度しっかり、香りはトロピカル。
これ、たぶん、台湾サウナのなかで、サ室としてはベストだと思う。

そして、サウナ室の前には、冷やしタオル。

キンキンに冷えた、濡れタオルが、たたんで積んである。
顔と頭にかぶって、サ室へ。
あと数分、無理ができる装備。
こういう一手間を、誰が、いつ用意したかが、施設の人格を決める。
たぶん、ここの支配人さん、サウナがめちゃくちゃ好き。
そう確信する小道具が、館内のあちこちに、さりげなく散らばっている。
rakkaus(ラッカウス=愛)の名前を借りたくなる、施設全体のサウナ愛。

水風呂。

もちろん10℃以下。

106℃のサ室から出て、冷やしタオルを外して、ざぶん。
肌が、一気に締まる。
ちょうどいい、というより、台湾のお作法どおり、しっかり攻めてくる強冷水。
そして、奥には、すんごい滝。
肩に当てると、ばちばち打ちつけてくる、強めのマッサージ。
水風呂と、滝と、隣の常温プール。
冷たい→冷たい→ふわっと、の三段構成で、ととのいの輪郭を、ゆっくりととのえていく。

そして、台湾茶。

サービスのお茶が、いつでも飲める。
水風呂のあと、つめたい水じゃなくて、あえてあっついお茶を一杯。
胃の奥が、すうっとあたたまる。
冷たいだけ、熱いだけ、にはしない、温度のグラデーション。
湯飲みのある国の、サウナ後の作法。
これも、支配人のサウナ愛のひとつ、と思う。

館内に戻ると、ロビーや休憩席が、ところどころ小綺麗。

でも、浴場は、年季が入ったまま。
ぜんぶをリニューアルしないところに、たぶん、こだわりがある。
新しさと、古さ。
両方を、ちゃんと残している施設。
だから、初めての台湾サウナに、いちばん勧めやすい。
怖くないし、ぜいたくでもないし、ちゃんと「台湾」がある。


台湾サウナ旅の様子はYouTubeでもまとめています。よかったらどうぞ。


まとめ

台北アリーナから徒歩10分、24時間営業、入浴料700元(3,500円弱)。
かつて四天王、いまは三羽烏のひとつ。
106℃でも湿度しっかり、桶とパイナップルの皮で空気をつくる、トロピカルサ室。
サ室前にキンキンの冷やしタオル、10℃以下の水風呂、すんごい滝、常温プールとの冷冷交代浴。
館内サービスの、あっつい台湾茶。
館内ところどころリニューアル、浴場は年季そのまま。
ぜんぶ、ここにある。

支配人のサウナ愛が、館内のそこかしこに、香りみたいに残っている。
冷やしタオル、桶、パイナップルの皮、お茶のポット。
小道具のひとつひとつに、「サウナのこと、ちゃんと考えてますよ」が透けて見える。
そういう施設は、肩書きがどうあれ、強い。

サ旅メシは、近所の朝食屋で、鹹豆漿。
台北の朝は、コーヒーじゃなくて、これでいい。
むしろ、これじゃなきゃ。

三羽烏のもう一角は『亞太三温暖』、これはまた次回。
日本のサウナーさん、初めての海外サウナなら、まずここを推す人が多いのも、わかる。
台北に来たら喜都三温暖。
覚えておいてほしい。

では。もいもい。


📍 施設情報

喜都三温暖(きとさんおんだん/JING HUA SAUNA HEALTH PLAZA)

🗺 台湾 台北市 台北アリーナから徒歩約10分

🕐 24時間営業 定休日:なし 滞在は12時間まで(仮眠室で宿泊可)

💴 入浴料 700元(3,500円弱) ※訪問時(2023年5月)の料金です

🔥 106℃の高温サウナ室(水桶&パイナップルの皮で湿度・香り演出) サ室前にキンキンの冷やしタオル 10℃以下の水風呂+常温プールで冷冷交代浴+すんごい滝 浴場内にサービスの台湾茶あり

🍱 サ旅メシは近所の朝食屋で鹹豆漿(シェントウジャン) 台北サウナ三羽烏のひとつ(旧四天王/天龍・亞太・喜都)


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