『水美溫泉會館』

もい。

台北編、4軒目。
そして、北投で回った3軒の、いよいよ、ラスト、です。
昨夜、ザ・ガイアの丘の上で、ほぼ貸切の大浴場と露天温泉を、じゅうぶんに、いただいて。
翌朝、ガイアの朝いち大浴場でも、もう一度、身を沈めさせてもらって。
もう満足、と思いつつ、気になるサウナがもう一軒。
チェックアウトをする前に、坂を下って、『南豐天玥泉會館』の、公園を挟んだちょうど反対側、駅近のもう1軒へ、9時ちょうどに、まっすぐ。
今回のように、帰国便まで、うっすら時間がある日には、駅近で、日帰り入浴が、素直にできる1軒が、あるのは、うれしいです。

『水美溫泉會館(シュエイビー ウェンチュエン フイクアン/Sweet Me Hot Spring Resort)』


新北投駅そば、3階の、valoisaな、大浴場。

受付で、日帰り入浴料の650元を、素直に、お支払い。
北投の温泉ホテルの日帰り価格帯としては、じつは、かなり、やさしい部類です。
大浴場は、ホテルの3階。
階段を上って、脱衣所で着替え、浴場に入ると、あ、と、頬がゆるみました。
壁も、床も、天井も、白を基調にした、明るい室内。
そして、大きな窓から、朝の陽の光が、まっすぐ、差し込んで、水面の反射が、ゆらり、ゆらり、と、室内の壁を、ちいさく、跳ね回っています。
フィンランド語で、明るい/光に満ちた、は、valoisa(ヴァロイサ)。
北投の、あの、しずかにおもむきのある温泉街の中にありながら、この浴場は、そのvaloisaさが、いちばんの、看板になっています。
開け放たれた窓の、開放感が、朝いちの、澄んだ空気と、うまく、噛み合っていました。


サウナは、まだ、64℃。朝いちの、hidasな、1室。

サウナ室の扉を、そっと押します。
浴場の明るさとは、うって変わって、こちらは、少し、暗め。
壁の木目に、ちょっとした歴史が、うっすら、じん、と、しみ込んでいる、そういう質感。
入口の温度計を、ちらり、と見ると、64℃。
おそらく、朝の開店直後で、まだ、じゅうぶんに、温まりきっていないタイミングだったのだと思います。
「あ、これは、いま、無理して座っても、汗のこぼれ方が、鈍いだろうな。」と、判断して、まずは、そっと、扉を、閉め直します。
サウナに、じっくり派、というジャンルがあるのだとしたら、この日のこの1室は、フィンランド語でいうところのhidas(ヒダス=ゆっくり/遅い)な性格。
急がず、待たず、その部屋の準備が、ちゃんと、ととのうのを、こっそり、ほかの湯で、遊びながら、しずかに、待つ、というのが、いちばん相性のいいアプローチでした。


あつめとぬるめの温泉、水風呂、そして、小さなプールでの、交代浴。

先に、温泉の方から、身を、沈めます。
湯船は、あつめと、ぬるめが、両方、ちゃんと、用意されていて、湯質は、無色透明。
そして、指先で、ちょんと、水面をなでると、うっすら、とろみを、感じるような気配。
「あ、これは、静かないい温泉だな。」と、うなずきます。
そのあと、水風呂へ。
体感、18℃くらい。
がつん、と、刺す冷たさではなく、じん、と、長めに、しっかりつかっていられる、うれしい温度帯。
面白いのが、この水風呂のほかに、小さめのプールも、しずかに、用意されていることです。
プールは、水風呂よりも、もう少し、やさしい温度。
つまり、この浴場では、あつめ湯・ぬるめ湯・水風呂・小プールの、4つの水面を、そのままで、交代浴のパレットとして、自由に、混ぜられる、という、じつは、なかなか贅沢な、設計になっているのです。
「これは、いい。」と、素直に、頬をゆるめて、いろいろな温度を、しばらく、行ったり来たり。
サウナが温まるまでの間、ここでの温泉と水の交互浴だけで、じゅうぶんに、身体が、ふう、と、ほぐれていきました。


外気浴、なし。でも、窓の外は、朝の、公園の、緑。

この浴場、じつは、外気浴のスペースは、ありません。
けれど、あきらめる必要は、ありません。
浴場側の、大きな窓が、しずかに、全開になっていて、外の空気が、そのまま、ふう、と、部屋の中に、まっすぐ、流れ込んできます。
窓の向こうには、この施設の目の前にある、朝の公園の、うっすら緑。
デッキチェアや、ふつうのイスも、しっかり完備。
この日、大浴場の利用者は、僕以外に、ぽつり、ぽつり、と、ほとんど、いないような状態。
つまり、この、明るい浴場と、朝の窓外気を、じゅうぶんに、自由に、使わせてもらえた、というわけです。
外気浴、なし、と、案内では、書かれるかもしれないけれど、実質は、あるにも等しい、風の抜け方。
北投の朝の、うっすら硫黄と、公園の緑の匂いが、うまく、まざったあの空気を、この窓ぎわで、じん、と、いただきました。


温泉メイン、サウナはおまけ。それで、じゅうぶんに、いい。

もう一度、サウナ室の扉を、押してみます。
温度計は、70℃近くまで、じわり、と、上がってきていました。
温泉と水風呂で、下茹での済んだ身体に、この、じっくり系の70℃は、うれしいことに、しっかり、汗を、まっすぐ、こぼしてくれます。
熱いサウナが絶対条件、という方は、開店ちょうどを狙わずに、少し、余裕を持って、10時、11時あたりの時間帯に、伺うのが、いちばん、うれしい結果になるはずです。
そして、この施設全体の総評として、これは、はっきり、書いておきたい。
温泉メインで考えれば、じゅうぶんに、満足できます。
サウナは、その温泉のあとの、うれしい追撃、くらいの、おまけ気分で、考えておくのが、いちばん、期待値を、うまく、まかなえる、そういう1軒でした。
「日帰りで、朝、駅近の1軒で、静かな温泉に、たっぷり2時間ほど、身を沈めたい。」
そういう気分の日には、この、水美は、じつに、うれしい選択肢になります。


これで、2泊3日・台北サウナ4軒シリーズ、無事、コンプリート。
北投駅から、MRTを乗り継いで、台北松山空港へ。
帰りも、もちろん、赤い翼で、羽田へ。
台北編ぜんぶをまとめて振り返る、旅の総まとめ記事は、また、別で、しずかに、書きます。
そちらでは、街の空気や、食事のことも含めて、この2泊3日を、もう一度、まっすぐ、たどり直す予定です。


9時に日帰り利用で入館
人影はまばら

コチラは白を基調とした明るい浴場
3階にあることもあり解放感もあり

サウナ室はまだあったまっておらず温度計は64℃
温泉で下茹でした後じっくりと蒸される

水風呂もマイルドなのでバランスはとれているのかな

帰る頃には70℃近くになっていたので遅めの来館が吉かも?
— Greippi(2025.09.01 1回目の訪問)

水美溫泉會館さんの様子はYouTubeでもまとめています。よかったらどうぞ。


台北の午後のお茶時間を、自宅の窓辺にも。

台北編、1軒目の亞太で凍頂烏龍茶、2軒目の南豐で鳳梨酥、と、うれしい台湾のお茶時間を、しずかに、揃えてきました。
最後の1軒、水美の valoisa な浴場と、朝の窓の緑の余韻には、もうひとつの、台湾茶の顔を、ぜひ、そっと、そえておきたい。
そんな午後のために、東方美人茶(トウホウビジンチャ/台湾・蜜香烏龍系のお茶)を、まとめてお取り寄せ。
うっすら琥珀色の、蜂蜜のような、やさしい香りが、明るい窓ぎわの午後を、そのまま、ちょっとだけ、北投のあの3階まで、連れていってくれます。


📍 施設情報

水美溫泉會館(シュエイビー ウェンチュエン フイクアン/Sweet Me Hot Spring Resort)

🗺 台湾・台北市/北投温泉エリア

🚇 MRT新北投支線「新北投」駅からすぐ

🏨 温泉ホテル併設の温浴施設/日帰り入浴利用可

💴 入浴料 650元(訪問時/2025年9月) ※プランにより変動

🌞 大浴場:ホテル3階/白基調・大窓で陽の光が差し込む明るい室内

♨ 温泉:あつめ湯+ぬるめ湯/無色透明/うっすらとろみ

❄ 水風呂:体感18℃前後/長めにつかれるマイルド設定

🏊 小さめプール:水風呂よりやや高温/4種類の水面で交代浴が組める

🔥 サウナ:やや暗めの木調ドライ/朝の開店直後は64℃前後(帰る頃に70℃近く)/じっくり派向け

🌬 外気浴スペースはなし/浴場側の窓は全開で外気と公園ビューは取り込める

🛋 デッキチェア・イス完備/朝の利用者はまばらで自由に使える印象

💡 Tips:熱いサウナ好きは開店直後ではなく、少し遅めの時間帯(10〜11時以降)の利用がおすすめ

🗓 訪問日:2025年9月1日/1回目の訪問(北投3軒目・台北編ラスト)

※料金・営業時間・サービス内容は現地公式サイトで最新情報をご確認ください


赤い方の飛行機JALさんはサウナ旅に特化したパッケージツアーもご用意しています。お得なプランもあるのでぜひ一度のぞいてみてください。
(今回の台北編も、行きも帰りも、しっかり、赤い翼で。)

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