
もい。
2026年、元日の午前を『カウカヤルヴィ・サウナ』 で過ごしたあと。
一度、ホテルに戻ってひと休み。
部屋でまったりしていると、もう外はうっすらと暮れかかってきました。
今日もう1軒、あのサウナにイキタイ。
夕方のバスに乗り込んで、今度は街の北側へ。
バス停で下りて、森の道を15分ほど。
やがて、ぽっかりと視界が開けて、湖の岸に木造の大きな公衆サウナのあかりが見えてきました。
『カウピノヤン・サウナ(Kaupinojan sauna)』
ネシ湖のほとりの公共サウナ。
昨日、6年ぶりに再訪した『ラウハニエミ』と、同じ湖の別の顔です。
この場所も、僕にとっては6年ぶり2度目の再訪でした。
最上段、今回は大丈夫

受付を済ませて更衣室へ入ると、すでに人も、荷物もいっぱい。
なんとかスペースを見つけて水着に着替え、サウナ室へ。
ここのサウナはかなりの大箱、なのに、こちらもすでに満席。
入口近くの空いていたスペースに、そっと腰を下ろしました。
ふと、6年前の記憶がよみがえってきました。
あのときは、あまりに熱すぎて上段には座れず。
だけど、今回はそこまで熱くない。
「もしや、6年の間にいろんな経験を積んできたから、ちょっとたくましくなった?」
なんて考えてみたんだけど、たぶんそれは勘違い。
真相はいたってシンプル。
今日は、ロウリュを繰り出す人の手数が少なかっただけ。
思い返してみると、6年前はヌシみたいな常連さんが、間髪入れずに、じゃばん、じゃばん、と水をかけ続けていました。
たぶん、そういうこと。
僕が成長したんじゃなくて、たまたまヌシが不在だった、というオチでした。
湖底の攪拌機と、温暖化
ここのちょっと面白いところは、湖へ入ることへのこだわりです。
本来、ネシ湖のこの入り江は、冬になると凍ってしまう。
すると、みんなで湖に浸かることができなくなってしまう。
そこで、湖底に大きな攪拌機を沈めて水を動かし続けています。
表面の温度はぎりぎりまで下がっても、水そのものは動いているから氷にはならない、という仕組み。
なんともフィンランドらしい設備です。
ただし、今回はそもそも湖が凍っていませんでした。
地球温暖化が攪拌機の仕事を奪ってしまったのかな。
桟橋の階段をゆっくりと下りて湖へ。
入ってみると、当然のごとく、めちゃくちゃ冷たい。
凍るか、凍らないか、そのぎりぎりのライン。
10数秒入るのがやっと。
この日の外気温は、およそ-10℃。
水温が0°Cだとしても、湖の水よりも外の空気の方が、圧倒的に冷たいはず。
理屈はそうなんだけど、やっぱり湖の方がはるかに冷たく感じてしまうのはなぜなんだろう?
そういえば、今日は元日

湖に降りる階段は、いつも少し渋滞気味。
みなさん本当に、この冷たい水と熱いサウナの往復が好きなんだなあ、としみじみ。
僕も何度往復したか、正直覚えていません。
気がついたら、1時間以上経っていました。
相変わらず満員のサウナ室の中で、ふと「この中で、いま、どんだけの汗が流れているんだろう?」と、想像しかけたのですが、ちょっと気持ち悪くなりそうだったので、途中で思考を止めておきました。
もうちょっとのんびり味わえたらうれしかったな、というのが正直な感想。
でも、そういえば、今日は元日。
フィンランドの人たちにとっても、当然、特別な日。
街の人達が湖のほとりのサウナに集まってくるのも、そりゃあそうです。
ゲストの中には、観光客っぽい人もちらほら。
タンペレの公衆サウナも“サウナキャピタル”宣言の追い風で、少しずつ世界の観光地図に載ってきているのかもしれません。
残りのマッカラは、共用グリルで

サウナと湖を心ゆくまで堪能して、帰路へ。
でもその前に、残していたマッカラを消費しようと共用のグリルに立ち寄りました。
ところが、この共用グリルもソーセージでほぼ満員。
マッカラ、みんな大好きみたい。
なんとか、隙間を見つけて焼いてみる。
しばらく待つと、こんがり、飴色。
-10℃の中で頬張るアチアチのマッカラほど美味しいものはありません。
ちょっと後悔したのはビールを持ってこなかったこと。
タオルと水着とソーセージ、それにビール。
これが『カウピノヤン・サウナ』を訪れる際の、必携アイテムです。
あの頃熱すぎて座れなかった最上段
今回は大丈夫でした
まぁヌシがいなかっただけだけどね
— Greippi(2026.01.01 2回目の訪問)
Kaupinojan saunaさんの様子はYouTubeでもまとめています。よかったらどうぞ。
タンペレの公衆サウナの作法を、日本にも。
タンペレの公衆サウナの、みんな木のベンチの上に小さな敷物をしいて、その上に腰を下ろす光景。
あれは、pefletti(ペフレッティ)と、呼ばれる、フィンランドのサウナ座布団のようなものです。
熱いベンチと肌の間に1枚、そっと、はさむだけで、座り心地と衛生と気持ちのゆとりが変わります。
まとめ
『カウピノヤン・サウナ』さん。
街中心部からバスで10分、さらに歩いて10分ちょっと。
湖のほとりの大きな公衆サウナ。
水着着用の男女混浴。
フィンランドらしさを存分に味わえる、おすすめのサウナです。
みなさんも、ぜひ。
ではまた。もいもい。
📍 施設情報
Kaupinojan sauna(カウピノヤン・サウナ)
🗺 Tampere, Finland / ネシ湖(Näsijärvi)のほとり/街の北側
🚌 アクセス:タンペレ中心部から市バス+バス停から森の道を徒歩約15分
🔥 サウナ:かなりの大箱/薪のロウリュサウナ/混雑時は上段の当たり方も強め
🌊 湖:Näsijärvi/冬季は湖底の攪拌機で入江の凍結を防ぐ独自運用/今回は湖が凍っていませんでした
👙 水着着用可(男女共用の場面あり)/更衣室は繁忙時は満員気味
🌭 屋外に共用グリルあり/マッカラの持ち込み焼きが可能(元日夕方は共用グリルもほぼ満席)
👥 客層:ほとんど地元ローカル/観光客もチラホラ/「サウナキャピタル」宣言以降、少しずつ知名度上昇の気配
🗓 訪問日:2026年1月1日夕方/6年ぶり2度目の訪問
※営業時間・料金・冬季運用は公式サイトで最新情報をご確認ください
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