『みなと温泉 波葉の湯』

もい。

こんどは、また赤い翼にことんと預けて、ぐーんと、南西へ。
舞台は、福岡。
今回は、真夏の博多で、2軒。
福岡空港から、地下鉄と路線バスを乗り継いで、博多ふ頭へ。
バスを降りた瞬間、湿った海風と、夏の陽射しが、いっぺんに肌を撫でていきます。

『みなと温泉 波葉の湯』

無垢の杉板に、力強い墨文字で「波葉の湯」。
看板の向こうには、青い夏空。
そして、すぐ近くに、赤と白のスチール骨組み、博多ポートタワー。
ぜんぶの素材が、もう、港町のものさし。
ここから、真夏の福岡編、1軒目、はじまります。


サ旅費

🚌 バス停「博多ふ頭」徒歩1分
🕐 営業時間 10:00〜23:00 / 定休日 なし
💴 入浴料 大人 平日 1,100円 / 土日祝 1,250円
🪨 岩盤浴は別料金

※ 料金・営業時間は訪問時(2025年7月30日)のものです。最新情報は施設公式サイトなどをご確認ください。


サウナ

Good point 👍

  • 新設 大浴場のド真ん中に、新たなサウナ室を建造 暗めの室内は100℃の高温で、モダンなセッティング ただし、男性側のみ
  • クラシック 熱香房という名の、昔からのサウナも共存 コチラはテレビも完備の、クラシックスタイル 温度はやや、マイルド…かな?
  • 冷やし水 深めの水風呂は約16℃ 夏場はチラーの冷却が追いつかないため、「汗流しはかけ湯で」との注意書きあり
  • 埠頭を渡る風 露天の外気浴スペースも、広々として Good 目隠しで景色は望めないけど、博多港を吹き抜ける風が、超絶ここち良し
  • れすとらん波葉 併設のお食事処が、なかなかいい感じ 博多の美味しいものはもちろん、カツカレーそばなど、ありそうでない攻めたメニューも、あり


新設100℃と、熱香房と、約16℃と、埠頭の風

のれんを、ふっと、くぐる。
入口の段、靴箱の動線、フロントの説明、館内着の貸し出し。
ぜんぶ、ぜんぶ、ぴしっと並んだ都市型スパのテンポ。
そして、浴室の扉を開けた瞬間、湿度がぐっと一段あがる。
広い大浴場のド真ん中に、しれっと、新しいサウナ室の四角い箱。
これが、男性側のみの、新設サウナ。

まずは、新設のほうへ。
扉を開けて、ベンチに腰かけると、暗めの室内、ぱきっと並んだ木目、温度計はしっかり100℃。
湿度はそれほど高くないけど、空気のうえに、もうひと枚、薄い熱の膜がかかっているような、モダンセッティング。
お、これ、ぱっきり汗が出るやつ。
肩、背中、太もも、順番に「あ、来た」と返事してくれる。
お祭り感はないけど、しっかり仕事をしてくれる、いい職人。

そして、もう1軒のサウナ室、「熱香房」のほうへ。
ネーミングからして、もう、勝ち。
扉を開けると、テレビの音、ぼやっとした照明、慣れたお客さんの背中。
昔ながらのドライ系、ただし、温度はぱきっとというより、やや、マイルド…かな?
熱の主張は控えめだけど、長く座っていられるタイプ。
新設のモダンと、熱香房のクラシック。
新旧2つの引き出しが、ひとつの浴室のなかで、しれっと両立。

サウナを上がって、深めの水風呂へ。
表示は、約16℃。
ただし、ここでひとつ、夏場ならではの貼り紙。
「夏場はチラーの冷却が追いつかないため、汗流しはかけ湯でお願いします」、と。
うん、これ、施設の正直さ、好き。
ちゃんと水風呂の温度を守りたい、というプライドの裏返しだと思う。
おとなしく、かけ湯で身体をならして、肩までスッ。
深さもあって、しっかり包んでくれる、博多のaalto(アアルト=波)のvesi
夏のあいだ、刺すような冷たさはないけど、ちゃんと、皮膚の表面を、すっきり、別人に塗り替えてくれます。

そして、いちばんのご褒美が、外気浴。
露天スペースに出ると、頭上は、夏のまっさおな空、まわりは目隠しで、景色そのものは見えない。
でも、ここからが、本番。
ふわっ、と、たぶん博多港のほうから、しっとりした風が、吹き抜けてくる。
湿度はちゃんとあるのに、なぜか、ぺたっとしない。
肌のうえで、すこしずつ蒸発しながら、ちょうどよく、熱を持ち去ってくれる、海寄りのtuuli
あ、これ、目隠し、ぜんぜん惜しくないやつ。
むしろ、見えないから、風と空に集中できる。
博多satama(サタマ=港)の真横で、目を閉じて、夏の海風と話している、貴重な10分間。


旅メシ れすとらん波葉で、せんべろセット

サウナを上がって、併設の「れすとらん波葉」へ、すぐ移動。
頼んだのは、もちろん、せんべろセット。
キンキンに冷えたアサヒスーパードライのジョッキ、そして、お盆のうえに、ちいさな小鉢たちが、ちょこちょこ。
鶏皮ぽん酢、明太子、いか明太、そして、主役の、こんがり焼けた鶏皮串、2本。
…うん、ぜんぶ、博多。

ジョッキを、ぐびり。
夏の外気浴と、ちょっと冷たさが控えめだった水風呂のあとに、これは、もう、無条件の正解。
鶏皮串をひと口。
皮のパリッと感と、内側のじゅわっと感の二段攻め。
明太子は、しっかり辛さと旨み、いか明太は、ねっとり食感が、たぶんビールの泡をぜんぶ持っていく。
鶏皮ぽん酢の、酸味と脂のバランスは、もう、博多の知恵。
1杯ぶんのテンポと、おつまみ3、4品ぶんの密度が、しれっと収まっている。


博多の「うまかもん」を、食卓にも、すこし。

キンキンのジョッキ、ちいさな小鉢のおとも、こんがり鶏皮、そして、ちょこんと載った、明太のオレンジ色。
戻ってからも、ふと、ジョッキを持つ手のかたちが、思い出してしまう。
家でも、博多のあの一皿に近づけたくて、博多の明太子を、しれっとお取り寄せ。
ごはんに乗せても、ビールのあてにしても、たぶん、お風呂上がりの10分間を、ちゃんと格上げしてくれます。


みなと温泉 波葉の湯さんの様子はYouTubeでもまとめています。よかったらどうぞ。

博多港に隣接するロケーション

新旧2つのサウナと外気浴
良かとこですね

いつか離島に船旅してみたいな
— Greippi(2025.07.30 1回目の訪問)


まとめ

バス停「博多ふ頭」徒歩1分、みなと温泉 波葉の湯。
大浴場ど真ん中の、新設100℃モダンサウナと、テレビ完備の昔ながらの熱香房。
夏場は冷却が追いつかないのを正直に貼り紙する、深め約16℃のaaltovesi
そして、目隠しの向こうから博多satamaを吹き抜けてくる、ぺたっとしない海風。
旅メシは、れすとらん波葉のせんべろセットで、鶏皮串と明太と、福岡のうまかもんたっぷり。
博多ポートタワーの赤を、ふと見上げながら、「いつか離島に船旅してみたいな」のひと言が、頭のなかで、しれっと反芻されます。
真夏の福岡編、1軒目、ここでひと区切り。
2軒目へ、ことこと、つづきます。


📍 施設情報

みなと温泉 波葉の湯(ポートサイド)

🗺 福岡県福岡市博多区 / 🚌 バス停「博多ふ頭」徒歩約1分

🕐 営業時間 10:00〜23:00 / 定休日 なし

💴 入浴料 大人 平日 1,100円/土日祝 1,250円 ※訪問時(2025年7月30日)の料金

🪨 岩盤浴:別料金

🔥 サウナ:大浴場ど真ん中に新設サウナ(暗め/約100℃/モダン/男性側のみ)/クラシックサウナ「熱香房」(テレビ完備/ややマイルド)

💧 水風呂:深め/約16℃/夏場はチラーの冷却が追いつかないため「汗流しはかけ湯で」

🌬 外気浴:露天スペース/目隠しで景色は見えないが博多港を吹き抜ける風が秀逸

🍻 併設:れすとらん波葉(博多うまかもん/カツカレーそば/せんべろセットなど)


赤い方の飛行機JALさんはサウナ旅に特化したパッケージツアーもご用意しています。お得なプランもあるのでぜひ一度のぞいてみてください。

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