『妹背牛温泉ペペル』

もい。

次に乗り込んだ赤い翼は、雪の北の大地、旭川行き。
旭川駅で、ローカルなjuna(ユナ=列車)に、乗りかえて。
函館本線をことことと、北へ。
雪原のなか、ぽつんと現れる、小さな駅で、降りる。

『妹背牛温泉ペペル』

妹背牛、と書いて、もせうし。
アイヌ語の「モセウシ」、イラクサが多いところ、が地名の由来だそうで。
妹背牛駅から、雪を踏みながら、徒歩13分。
雪化粧した館の看板と、アイヌ文様の刻印が、まずは出迎えてくれます。


サ旅費

🚃 JR函館本線「妹背牛」駅から徒歩13分
🕐 営業時間 10:00〜22:00 / 定休日:なし
💴 入浴料 妹背牛町民 500円 / 町外在住 700円
🍴 館内の味処米里は水曜定休

※ 料金・営業時間は訪問時(2025年2月19日)のものです。最新情報は施設公式サイトをご確認ください。


サウナ

Good point 👍

  • レタラとクンネ アイヌ語で、白と黒 ふたつの浴場が、男女日替わりで入れかわります 色は違えど、サウナのスペックなどは、ほぼ一緒
  • 内サウナ この日は男性がクンネ側 落ち着いた色調のサウナ室、かなり広めのTV付き 10分に一度のオートロウリュで、ベストコンディション
  • 外サウナ 露天スペースには、バレルサウナも鎮座 こちらは定員4人ほど セルフロウリュで、コンディションは自由自在
  • 自然水 水風呂は地下水使用 真冬でもキンキンではなく、むしろ気持ちぬるめ 浅めだけど広いので、ゆっくりつかるのが◎
  • ひろびろ 館内ゆったり広々、リニューアルしたてで、とっても綺麗 妹背牛やその周辺の特産品などもあり、お土産も買えちゃいます

まずは、旭川から、ことことと。

妹背牛駅は、函館本線の、小さな小さな無人駅。
発車時刻表を見れば、午前中は2時間に1本、午後はもっと、ぽつん、ぽつん。
雪の積もったkylä(キュラ=村)に、列車は、本当に、ゆっくりとしか、来てくれない。
そのぶん、降りた瞬間の、しんと静かな雪原と、青空のコントラストが、もう、いきなり、ごほうび。
さらさらのlumi(ルミ=雪)を踏みながら、温泉サウナまで、徒歩13分。
歩いているだけで、もう、サウナの前から、半分ととのっている、というか。

そうして、たどり着いた、ペペル。

外観は、雪に埋もれかけた、シルバーグレーの落ち着いた館。
アイヌ文様の刻印が入った看板が、静かに、出迎えてくれます。
館内に入れば、リニューアルしたての、木の温もり。
広々としたロビーには、妹背牛町や周辺の特産品コーナーもあって、お土産も買えちゃいます。
雪国らしい、ぽってりとした安心感のなかで、まずは券売機で、町外価格の700円を、ちょこんと、購入。


そして、レタラとクンネと、バレルサウナ

ペペルには、ふたつの浴場が、ある。

その名も、レタラ、と、クンネ。
アイヌ語で、valkoinen(ヴァルコイネン=白)と、musta(ムスタ=黒)。
ふたつの浴場が、男女日替わりで、入れかわるしくみ。
色合いやレイアウトは違えど、サウナや水風呂のスペックは、ほぼ一緒、というのが、地元の方の話。
この日、男性側に割り当てられていたのは、クンネ側。
緑ののれんを、しゅっとくぐって、いざ、黒の世界へ。

クンネ側のサウナ室は、黒を基調にした、落ち着いた色調。
木のベンチは2段、思いのほか、かなり広め。
壁にはTVがしっかり付いていて、地元のローカル番組が、ぼそぼそと流れています。
そして、ありがたいのが、10分に一度の、オートロウリュ。
ストーンに、しゅわっ、と水が落ちて、室内の湿度が、ぐっと上がる。
セッティングは、ちょうどよい温度に、しっかり湿度を乗せた、ベストコンディション。
TV付きの、地方公衆温泉のサウナで、ここまで丁寧な湿度管理は、なかなか、贅沢な話。

そして、ぜひ、外にも出てほしい、もうひとつの主役。

露天スペースには、まる太のような、バレルサウナが、ぽっこりと鎮座。
定員はおそらく、4人ほど。
内サウナがオートなのに対して、こちらは、セルフロウリュ。
ストーンの熱気と、雪の冷気が、たて長の樽のなかで、ぐるぐると混ざりあって。
ロウリュを一杯落とすたびに、樽がふかぶかと、深呼吸するような熱気の波。
窓のすぐ向こうには、真っ白な、雪、雪、雪。
レタラ(白)の浴場ではなくても、外を見れば、もう、世界そのものが、レタラ。

水風呂は、地下水使用の、自然水。
これが、北海道、真冬、なのに。
キンキンではなく、むしろ、気持ち、ぬるめ。
浅めだけど、面積は、広め。
キンキンの強烈な水風呂でぎゅっと締めるというより、ぬるめの自然水で、ゆっくりと、外気の冷たさに、体を慣らしていく感じ。
そして、外気浴は、雪の露天スペースで。
湯気をまといながら、雪のなかへ、はい出る。
ととのいいすに、ぽすん、と、腰を下ろせば。
頭上には、北海道の、おそろしく澄んだ、青い空。
これはもう、ローカルjunaに揺られて来た甲斐が、たっぷり、ある。

ちなみに、のれん横のポスターには、メンズデー熱波のおしらせ。
2月18日、18時から、アウスグーフィーさん登場。
妹背牛温泉ペペル所属、と、しっかり書かれているのが、地味に、ぐっとくる。
こんな北の小さなkyläで、サウナイベントの熱が、ちゃんと、灯っている。
これは、また、来ないと、いけないやつ。


サウナハットは、白か、黒か。

レタラとクンネ、白と黒、と言われると。
急に、自分のサウナハットも、白いほうにしようか、黒いほうにしようか、と、悩み始める単純なサウナー。
真冬の北海道、雪の露天バレルサウナで使うなら、やっぱり、頭の保温が、想像以上に、効いてくる。


サ旅メシ……の、つもりだったんだけど

今回の、サ旅メシは。

結論から、書きます。
食べられなかった、です。

ペペルの館内には、『味処米里』という、ありがたい食堂がある。
妹背牛のお米と、地元食材を使った、地味だけど、しみる、サウナ上がりごはん。
ここの定食を、ローカルjunaの時刻表とにらめっこしながら、楽しみにしていた。
ところが、扉の前に立ってみたら。
「sorry CLOSED」の、無情な札。
その下に、ちゃんと、「味処米里 営業時間変更のご案内」と、貼り紙。
よく見れば、水曜日は、定休日。
そう、わたしの訪問は、水曜日。
お見事、というか、なんというか。

サウナめしは、また、宿題に。

ウェルビー福岡では、サ飯BIG3を時間切れで食べ損ね。
今度は、北の大地で、まさかの水曜定休。
宿題ばかりが、どんどん、たまっていく。
お腹は、しっかりと、空いたまま。
ロビーの売店をちらりと眺めて、妹背牛米のおにぎりが気になったけれど、ぐっと、こらえる。
こうなったら旭川市内でラーメン。ちょっとだけガマン。
サウナ上がりに、雪のローカルjunaに揺られて、また旭川駅へ戻る。
そのあと、大好きな一杯が、待っている。
お腹を空かせたまま、雪のなかへ、出ていきます。


北海道サウナ旅の様子はYouTubeでもまとめています。よかったらどうぞ。

旭川に着いたらなんとなく
ローカル列車に乗りたくなって
コチラへ

駅からは徒歩約15分

めっちゃいいっすねココ
大好きです

「もせうし」って正直
漢字読めなかったけど
こんなすごい施設があったとは

やっぱり北海道は奥が深い
— Greippi(2025.02.19 1回目の訪問・水曜サ活)


まとめ

北の小さなkylä、妹背牛。
雪原のなか、ローカルjunaを降りて、徒歩13分。
たどりつけば、リニューアルしたての、広々館内に。
レタラとクンネ、valkoinenmusta、ふたつの浴場が、男女日替わり。
クンネ側の、TV付きで広々の内サウナと、10分おきのオートロウリュ。
雪のなかにぽっこりと鎮座する、バレルサウナの、セルフロウリュ。
ぬるめの地下水・自然水と、白いlumiの外気浴。
町外価格でも700円、という、おそろしく良心的なお代と。
水曜定休に阻まれた、味処米里、という宿題。

サウナ上がりの体を、ローカルjunaに、また乗せて。
雪原の向こうから、旭川駅へ、戻る。
赤い翼にまた乗って、いつかは、メンズデー熱波の日に、味処米里のごはんも込みで、戻ってきます。

📍 施設情報

妹背牛温泉ペペル(もせうしおんせんペペル)

🗺 北海道雨竜郡妹背牛町 / 🚃 JR函館本線「妹背牛」駅から徒歩13分

🕐 営業時間 10:00〜22:00 / 定休日 なし(館内の味処米里は水曜定休)

💴 入浴料 妹背牛町民 500円/町外在住 700円 ※訪問時(2025年2月19日)の料金

⚪️⚫️ レタラ(白)とクンネ(黒)/アイヌ語由来のふたつの浴場が男女日替わり

🔥 内サウナはTV付きで広々/10分おきのオートロウリュ

🛢 露天スペースに、定員4人ほどのバレルサウナ/セルフロウリュ可

💧 水風呂は地下水使用の自然水/ぬるめ・浅め・広めでゆったり

🛍 ロビーに妹背牛・周辺の特産品コーナー/お土産も買えちゃう


赤い方の飛行機JALさんはサウナ旅に特化したパッケージツアーもご用意しています。お得なプランもあるのでぜひ一度のぞいてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました