もい。
今回勝手に愛でたいサウナ本は岩田リョウコさんの
『週末フィンランド』。
女性目線でサウナの魅力を発信し続ける著者の
フィンランド旅行ガイドブックです。
この本の魅力と出版された頃とはちょっぴり変わってしまった
フィンランド旅行の現状を探ってみたいと思います。
著者
著者は文筆家・イラストレーターの岩田リョウコさん。
アメリカからの一時帰国中にサウナにハマりそのまま日本でサウナライフを楽しんでいらっしゃるようです。
『HAVE A GOOD SAUNA』
『ちょっとサウナ行ってきます』
などサウナに関する執筆多数。
サウナシュラン2021年ではSaunner of the Yearを受賞しています。
その他の著書として
『コーヒーがないと生きていけない!』
『エンジョイ!クラフトビール』
など。
『週末フィンランド』
題名 | 週末フィンランド |
著者 | 岩田リョウコ |
出版社 | 大和書房 |
出版日 | 2020.03.10 |
定価 | 本体1500円+税 |
週末の土日に何日かのお休みをプラスしてフィンランド旅行を楽しんじゃおうというのがこの本のテーマ。
フィンランドは日本から一番近いヨーロッパの国として知られていますね。
旅の計画・準備から現地での観光プランなど
初めてのフィンランド旅にはこれだけ読んでおけば大丈夫なほど充実の内容。
写真やイラストも豊富でとっても読みやすいです。
サウナ好きな著者だけに一般的な観光ガイド本よりもサウナ関連の情報が多めなので
フィンランドでサウナ体験してみたいサウナーさんにも最適な一冊です。
ほっこりするコラムや「伝わる旅の英語フレーズ」などおまけも盛りだくさん。
フィンランド旅行の現状
この本が出版されたのは2020年3月。
ちょうど世界的なパンデミックが始まってしまった頃です。
なのでこの本のように『週末フィンランド』を楽しめた方はほとんどいなかったのかもしれません。
2022年7月現在、コロナによる規制もだいぶ緩和され、特にフィンランドではほぼ以前の生活に戻っているようです。
帰国前のPCR検査で陰性であれば旅行後の隔離もなし。
と、ようやくフィンランドへの旅も見えてきました。
しかし実際はまだまだハードルが高いというのが現状です。
その理由は…
フライト
コロナ前、成田・羽田・関西・中部・福岡・札幌の各都市から毎日のように運行されていたヘルシンキへの直行便。
ですが現在はフィンエアーが成田から毎日1便。
JALは羽田から週4便
となっています。便数はかなり少なくなっていますね。
ただ午前出発の便が多かったヘルシンキ行きですが今は午後9時頃出発。
翌朝5時に到着なので週末弾丸旅行には好都合かもしれません。
私はどこにもいけなくなってしまった腹いせにフィンエアーポイントを購入していたので
特典航空券での渡航も可能なはずなんですが
便数が少ないと当然特典航空券用の席数も少ないのでなかなか空きが見つけられない状況です。
飛行時間
かつてはヘルシンキへの往路便で10〜11時間、帰りの便では風に乗って10時間を切ることもあった飛行時間。
現在はロシアとの関係悪化によりロシア上空を迂回するため13〜14時間かかってしまいます。
日本から一番近いヨーロッパには変わりないですが
12時間を超えるフライトはエコノミーだとなかなか辛いかもしれません。
ヨーロッパの他の都市に向かう時も10時間程度で一旦飛行機を降りてリセットできる
ヘルシンキ便は非常に使い勝手が良かったのですが…。
旅費
以前はだいたい18万円くらい。シーズンオフなら13万円前後で買うことができた航空券ですが現状はかなり高め。
試しに9月の3連休を絡めた日程で調べてみると…
最低料金でこれくらい。同じ便でフィンエアーの方で調べてみてもほぼ同じ価格でした。
航空券はまだ許容範囲かもですが
燃料サーチャージがめちゃくちゃ高い。
往復で73600円。
8月以降の発券だとさらに2万円高くなります。
ちょっと高すぎ。
さらに現地では昨今の急激な円安とインフレによる物価高のダブルパンチ。
普段から物価高めのフィンランドでの滞在費もかなり必要になりそうです。
まとめ
数年前とはガラリと変わってしまった海外旅行事情。
もちろんパンデミックの影響もありますが現在ではロシアの問題が大きく影響しているように思います。
主に旅行費用の面でなかなか厳しい状況ですね。
私はまだちょっと手が出ないかな?といったところです。
だけど
早くフィンランドイキタイ!!!
ヘルシンキ・ヴァンター空港もリニューアルされたみたいですし
フィンランド各地に魅力的な公衆サウナも続々オープンしているようです。
早く気軽に『週末フィンランド』ができる世界に戻るといいですね。
我慢できずにフィンランドへ行かれる方、
ぜひお供に『週末フィンランド』を。
特にサウナーさんは必携ですよ。
では。もいもい。
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