
もい。
熊本でもう1軒。
前日の『熊本城サウナ 城の湯』に続いて、この日向かったのは、何度か熊本を訪れながら、なかなかタイミングが合わなかった1軒です。
『田迎サウナ』
サウナ好きの間では“個性派”として名前の挙がる施設。
ようやく、ハジメマシテ。
桜町バスターミナルから30分弱、「下乙」で下車
アクセスは、熊本市中心部の桜町バスターミナル1番乗り場から。
バスに揺られること30分弱、「下乙」バス停で降りて、そこから歩いて5分ほどです。
レンガ張りの入口には、ネオン管の『田迎サウナ』の看板。
その先に、2階へ続く階段が伸びています。
入口脇の料金表には「大人500円」「12:00〜20:00」。
隣には理容室のサインポールがくるくる回っていて、昭和の街角そのものの風景です。
無人営業、500円、そして「こんにちは」
『田迎サウナ』は、無人営業。
入浴料は500円です。
なんとなく予習したところ、こちらでは利用者同志「こんにちは」とあいさつするのが慣習らしい。
とりあえず、見かけた方には「こんにちは」を欠かさないように心がけました。
これまで、大山サウナ(沖縄)、だいご湯(福山)、高砂湯(高知)と、いわゆる個性派サウナをいくつか巡ってきたので、ある程度の耐性はあるつもりでした。
それでも、初めての場所に入るときは、やっぱり少し緊張します。
館内、全体的に年季は入っていますが、改装前の大山サウナと比べたら、かなり綺麗な方。
清掃も行き届いている印象でした。
そっとお邪魔する
こういう施設の主役は、なんといっても常連さんです。
長年通っている方々にはそれぞれのリズムがあるので、その邪魔をしないように気を遣いつつ、空いている場所にそっと座ります。
緊張感を持って挑んだものの、ピリピリした雰囲気はまったくありませんでした。
しばらくすると自然と肩の力が抜けて、いつものペースでサウナと水風呂を回せるように。
滞在の終わりごろにはサウナ室が満員になるほどの盛況ぶりで、地元のみなさんに愛されている施設なのだと実感しました。
なお、黙浴の注意書きは掲示されていますが、効力はあまりないみたいです。
常連さん同士の会話も、この施設の空気の一部なのだと思います。
サウナ:昭和ストロング、112℃、そして防犯カメラ
サウナは、いわゆる“昭和ストロング”。
カラカラに乾いた室内で、温度計は112℃付近を指しています。
数字だけ見るとなかなか高温ですが、意外と息苦しさはありません。
乾いた熱が、ジリジリと皮膚の表面を焼きあげていく感じ。
そして、ここで初めて見た仕様が1つ。
入口の防犯カメラの映像が、サウナ室の中のモニターで見られるのです。
誰かが来ると、サウナの中からすぐにわかる。
無人営業ならではの工夫なのでしょうが、サウナ室で防犯カメラの映像を眺める体験は、なかなか新鮮でした。
水風呂:噂どおりの極上、“飲める水風呂”
そして、田迎サウナの真骨頂が水風呂です。
ウワサには聞いていましたが、本当に極上でした。
温度は21℃くらいと、決して冷たくはありません。
ところが、肌あたりが最高にやわらかい。
飲めるほどの水を使った水風呂は、どこまでもマイルドで、いつまでも入っていたくなる感覚です。
冷たさで攻めるのではなく、水そのものの質で勝負している水風呂。
まだまだ暑い熊本で、これ以上のご褒美はありません。
外気浴はなくても、ベンチがあればいい
外気浴スペースはありません。
それでも、浴場のベンチに腰かけるだけで、水風呂の余韻を味わうには足ります。
浴場を出れば、リクライニングチェアの休憩スペースもあり、ゆっくり身体を休められます。
いつものルーティーンで、滞在は1時間ほど。
500円でこの時間を過ごせるのは、ありがたい限りです。
総評:万人向けではない、でも一度は体験してほしい
『田迎サウナ』は万人におすすめできる施設ではないかもしれません。
年季の入った建物、無人営業、常連さん中心の空気、昭和ストロングのカラカラサウナ。
人によっては、入口の階段を上る時点で尻込みするかもしれません。
それでも、サウナが好きな方には、一度は体験してほしいと思います。
こんな世界もあるんだ、と。
そして何より、とにかく水風呂が最高だから。
ようやくコチラにコンニチハそしてハジメマシテ
久しぶりの個性派サウナ
いささかの緊張感とともにじっくり楽しませていただきました水風呂、最高です
— Greippi(2026.08.31 1回目の訪問)
サウナめし:帰りの空港「菅乃屋」で、馬レバ刺し

熊本旅の締めくくりは、阿蘇くまもと空港にある「菅乃屋」で。
熊本の馬肉料理の名店が、空港の中にも店を構えています。
注文したのは、馬レバ刺しとハイボール。
牛のレバ刺しが食べられなくなった今、生のレバーを味わえるのは馬ならでは。
臭みはまったくなく、とろりとした甘みが口の中に広がります。
ごま油と塩でいただくと、またたく間に完食。
そこにハイボールを流し込めば、熊本で過ごした2日間の締めとして申し分ありません。
搭乗前のひとときに、こんな一皿が待っているのは、“空港サウナめし”として最高の部類だと思います。
熊本の馬刺しを、家の食卓にも。
空港の菅乃屋で味わった馬肉の余韻を、家でも楽しみたくなったら、熊本の馬刺しのお取り寄せがおすすめです。
冷凍で届くので、食べたい日に解凍するだけ。
おろし生姜とにんにく、甘めの九州醤油を添えて、焼酎と一緒に。
まとめ
『田迎サウナ』さん。
熊本中心部からバスで約30分。
利用料金は500円、無人営業。
昭和ストロングのサウナと、極上地下水水風呂。
令和に残るサウナ遺産のひとつです。
「こんにちは」のあいさつは忘れずに。
みなさんも、ぜひ。
ではまた。もいもい。
赤い方の飛行機JALさんはサウナ旅に特化したパッケージツアーもご用意しています。お得なプランもあるのでぜひ一度のぞいてみてください。
(熊本へは、赤い翼で阿蘇くまもと空港IN。帰りの搭乗前には、空港の菅乃屋で馬肉の一皿もお忘れなく。)



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