
もい。Greippiです。
ドーミーインの和風プレミアムブランド「御宿野乃」全店制覇の旅、第11弾。今回の舞台は北アルプス・安曇野の玄関口、長野県松本市の「天然温泉 あづみの湯 御宿野乃 松本」です。
【まず訂正とお詫び】開業順を間違えていました
本題に入る前にひとつお詫びを。実はこの巡礼、AIに「開業順に並べて」もらったリストに沿って回っているのですが、前回の松江と今回の松本、どちらも2022年4月開業だったところを、開業日ベースだと松本(4/14)の方が松江(4/26)より12日早かったことが判明しました。つまり本来なら「松本→松江」の順であるべきところ、逆の順序で回ってしまったということ。順番が前後してしまったことを、心からお詫びします。(誰に?)
気を取り直して、境港、富山、難波、奈良、浅草、京都七条、金沢、大阪淀屋橋、仙台、松江ときて、これで11軒目。全国15店舗のうち残るは4軒、いよいよ終盤戦です。前回の松江が「暫定No.1」宣言でしたが、この松本はどう出るのか?泊まってきたので、正直に報告します。
基本情報 & アクセス

- 施設名:天然温泉 あづみの湯 御宿野乃 松本
- 宿泊日:2026年7月14日〜15日
- アクセス:JR松本駅から徒歩5分。
- 料金:約13,950円(大人1名 / 1泊)
- 周辺環境:周辺にホテル多め、繁華街からは少し離れているがちょっと歩けば飲食店多数。コンビニはローソン、別方向にセブンイレブン。どちらも徒歩3分。
立地はJR松本駅から徒歩5分と、この巡礼シリーズでは平均的な距離感。ただし訪れた日は梅雨明けを思わせる35℃の炎天下で、この5分が微妙にツライ距離感でした。夏場の松本、油断禁物。
料金は¥13,950と、仙台と同額。シリーズ第5〜6位の中位ゾーンで、コスパは可もなく不可もなく。
御宿野乃 松本の様子は、こちらの動画でも詳しく紹介しています!
- YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。
客室 & 和の体験

建物は間口は広いが奥行きがそれほどない、仙台とちょうど逆のタイプ。仙台が「ヒョロ長い」なら松本は「横長ぺったんこ」。箱の大きさのわりにはロビーもやや手狭に感じるという不思議な感覚です。
- 畳の第一印象:緑系だがところどころに落ちない汚れ。傷みというより痕跡系。
- 部屋タイプ:ダブルルーム、広さは充分。
- 眺望:予約時に追加料金を払えば上階の景色の良い部屋を確約できるが、通常予約で7階。駅とは反対側のそこそこの眺望——ただし景色の30%くらいはスーパーホテルの看板で埋まってます。
- ベッドの寝心地:いつものサータ社クオリティ。安心のドーミー品質の中身は、実はこのブランドでした。
- 館内着(作務衣):すっかり定着の半浴衣タイプ。京都七条→大阪淀屋橋→仙台→松江と続き、松本で5軒連続。もはや野乃の標準仕様と言っていいレベル。
- ウェルカムサービス:しっとりパイナップルフィナンシェ。仙台→松江に続き3連続。フィナンシェ路線、完全に定着。
部屋のしつらえ自体はどこも一緒で、取り立てて特徴はなし。ただし箱のわりにエレベーターが2基しかないので、混み合う時間帯は待ち時間がやや長め。Wi-Fiは普通に使えました。
大浴場 & サウナ(天然温泉 あづみの湯)

最上階に配置された天然温泉 あづみの湯。最大の武器は線路越しに望む安曇野の山々の絶景外気浴です。
- 大浴場名:天然温泉 あづみの湯
- 温泉の泉質:無色透明、わりと普通。安曇野とその奥の北アルプスを望む絶景が主役。
- サウナ室温:92℃。やや乾いた体感で、セルフロウリュ可能(松江に続き2施設目)。
- サウナ室サイズ:横に長いレイアウトの2段、頑張れば14人ほど。
- ロウリュ運用:砂時計で5分に1回・2杯まで。緑のボタンを押すとアロマ水が供給されるのは松江と同じ仕様。
- 水風呂:17℃、深さあり、3名ほどの広さ。松江の打たせ水&レインシャワーのような遊びはないシンプル構造だが、肌感は良い。
- ととのいスペース:内気浴イス2脚 / 外気浴イス3脚。風はそこそこ(たまたま風がなかっただけかも)。
- ちょっとした遊び心:窓に「鉄砲狭間(てっぽうざま)」と名付けるなど松本城モチーフの意匠あり。
- BGM:いつものとくさしけんごさん。
- TV:夕方は刑事ドラマ、朝はW杯準決勝だが観客は2人だけ。
- タトゥー対応:原則禁止。
安曇野の山々を望む絶景外気浴
松本野乃の最大の武器はここ。線路越しに広がる安曇野の山並みを眺めながらの外気浴は、境港・松江に匹敵する眺望系ととのいの逸品。大山、国宝(松江城)ときて、松本は北アルプスの山々と、それぞれ違った「特別な景色」を用意してくれるのが野乃巡礼の楽しさです。

セルフロウリュ2件目、運用は大幅緩和
サウナは松江に続くセルフロウリュ可能なニュータイプ。松江が20分に1回・2杯までだったのに対し、松本は5分に1回・2杯までと、頻度が大幅緩和。しかし体感はやや乾いた方向で、あまりロウリュする人がいないみたいという現実も。せっかくの設備、もっと活用してほしいところ。緑ボタンでアロマ水が供給される仕組みも松江から継続、こちらの遊び心はしっかり健在です。
サイズは横に長い2段・頑張れば14人と、松江や仙台よりややゆったり。金沢の20人+には及ばないものの、松本ならではの「横に広い」設計は空間の抜けが良く、快適でした。
水風呂とレイアウトの正直な感想
水風呂は17℃・深めのシンプル構造。松江の派手なギミック(打たせ水&レインシャワー)を見た直後だとどうしても地味に見えますが、肌感はしっかり良く、水風呂本来の役目は十分果たしてくれます。
気になったのは全体的に横長で奥行きがないので、やや移動がしにくい点。サウナの中、水風呂から外気浴と動く動線が狭めで、これは箱の形状に起因する構造上の宿命かもしれません。
そして窓に「鉄砲狭間」と名付けるなど、随所に松本城モチーフの遊び心があるのは楽しいポイント。細部までしっかり作り込む姿勢は◎。
無料サービス(おもてなし)

ドーミーイン伝統の無料サービス報告。
- 湯上がりアイス(夜):いつもの4種類。
- 湯上がり乳酸菌飲料(朝):ピルクル。松江の「商品名表記なしミステリー」の後だと、名札付きで戻ってきてくれて安心。
- 夜鳴きそば:21:45頃に実食、並びなし、酒場探訪の後だったのでもうお腹いっぱい。それでも食べる、そこにあるから。
圧倒的朝食バイキング

- ご当地「逸品料理」:信州そば(その場で仕上げ、温冷選択可)、信州サーモンちらし。
- 海鮮ラインナップ:シリーズ初、お好み海鮮丼がない朝。
- ご当地小鉢・おかず:信州アルプス牛鍋(今回の優勝!)、野沢菜。
- デザート・その他:リンゴジュース。
- 多言語対応:3ヶ国語対応。
今回の朝食で衝撃だったのが、シリーズ初の「お好み海鮮丼なし」。海のない松本ならまあ当然といえば当然ですが、これまで毎回「海鮮丼ばっかりで個性がない」と嘆いてきた身としては、いざないとなると物足りないという現金な感想。人間は勝手ですね。
一方、信州そばはお願いすればその場で仕上げてくれる方式で、温・冷が選べる仕様。松江の作り置き割子そばがややパッサリしていた分、こちらは文句なしの美味しさ。同じ蕎麦どころ同士でこの差、面白い。
もうひとつの逸品信州サーモンちらしは美味しいのですが、もうちょっとサーモンが多めだったらと思わずにはいられない盛り。
そして今回の優勝は「信州アルプス牛鍋」。これは間違いなく朝から沁みる旨さで、白飯に乗せて牛丼にしたら最高でした。他のご当地系は野沢菜とリンゴジュースくらいで、全体的に選択肢はやや少なめ、ご当地感も控えめ。この点は改善の余地ありかも。

赤い方の飛行機JALさんはサウナ旅に特化したパッケージツアーもご用意しています。お得なプランもあるのでぜひ一度のぞいてみてください。
[番外編] 松本酒場探訪レポート

繁華街からは少し離れているものの、少し歩けば飲食店多数。今回は2軒回りました。
- 風林火山:松本駅すぐの超人気店。地元民と観光客が半々くらいの盛況ぶり。日本酒の種類が豊富で、人気メニューだという「ホル天」「焼きなめこ」「信州オムレツ」を注文。どれも無難に美味しい。ただ一皿が多めなので、ひとりだとあまりいろいろは食べられないのが難点。酒は生ビール、ハイボール、日本酒2種でお会計¥5,720。注文方法がドリンクは口頭でOKだけど、料理は紙に手書きで書いて渡すハイブリッド式で、正直にいうとこれが地味にめんどくさかったです。各種キャッシュレス対応。席の予約はできないので、確実に入りたいなら開店直後がねらいめ。
- 信州アルプス食堂:宿から徒歩4分。街を歩いていたら賑わっていたのでフラッと入店。ほぼ地元民と思われる客でだいたい満席。日本酒含めドリンクの種類が豊富で、信州の地のものにこだわっているらしい。「信州サーモンのカルパッチョ」「山賊焼(ハーフ)」とベタな注文をしてみたが、どちらも美味。特に信州サーモンはやわらかく風味も良い。「野沢菜天ぷら」も初めて食べたが意外とイケる。酒はマルスウイスキーの「マルスハイボール」、地酒の「大雪渓」。スタッフさんもキビキビしていて好印象、カウンター席多めでひとり飲みにも最適。お会計¥3,540。注文はQRコードから。各種キャッシュレスOK。ちょっとガヤガヤしているけど、そういう雰囲気が嫌いじゃないならおすすめの一軒。


2軒で合計¥9,260。松本、地酒文化が豊かで、酒場的な楽しさはかなり充実していました。
総合レビュー
| 項目 | 松本 | 松江(参考) | 仙台(参考) | 大阪淀屋橋(参考) | 金沢(参考) | 京都七条(参考) | 浅草(参考) | 奈良(参考) | 難波(参考) | 富山(参考) | 境港(参考) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| サウナ温度 | 92℃(ややドライ) | 92℃(湿度あり) | 96℃ | 95℃ | 95℃ | 100℃ | 98℃ | 91℃ | 94℃ | 98℃ | 94℃ |
| サウナ特色 | セルフロウリュ(5分/回)・横長14人 | セルフロウリュ(初/20分・回) | 最狭級(6人) | 標準(8人) | 過去最大級(20人+) | 標準(11人) | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 |
| 水風呂 | 17℃(深め・3名) | 15-16℃(打たせ水&レインシャワー) | 15℃(ほぼ1人用) | 14℃(コンパクト) | 16℃(広め) | 19℃ | 16℃(つぼ) | 17℃ | 13℃ | 14℃ | 16℃ |
| 外気浴 | 絶景・安曇野の山々 | 最高級・松江城ビュー | あり(空抜け良) | 準外気浴(眺望なし) | 本物・最上階 | 露天風(屋内) | 準外気浴 | あり(イス3脚) | なし | 半外気浴 | あり(イス3脚) |
| アロマ | 緑ボタン式(松江と同システム) | クリーンスカイ(初) | サウナクア(初) | ハーバルクリア | ハーバルクリア | ハーバルクリア(初) | エナジーブーケ | エナジーブーケ | エナジーブーケ | エナジーブーケ | エナジーブーケ |
| ご当地逸品 | 信州そば・信州サーモン・信州アルプス牛鍋・野沢菜 | 割子そば・しじみ汁・練り物・出雲ぜんざい | 白石温麺・牛タン・ずんだ餅 | 牛どて煮・さつま汁・みっくすじゅーす | ぶり・たこ・加賀棒茶 | 湯葉海鮮丼・京漬物 | お好み海鮮丼・牛鍋 | 柿の葉寿司・茶粥・三輪そうめん | 串カツ | 白えび・蛍いか海鮮丼 | お好み海鮮丼 |
| 宿泊費 | ¥13,950 | ¥12,600 | ¥13,950 | ¥13,850 | ¥11,700 | 約¥17,280 | 約¥15,750 | ¥10,350 | ¥22,500 | ¥14,000 | ¥16,000※ |
※境港は夕食付きプランでの宿泊価格です。他は朝食のみ。コスパ評価の参考程度に。
「御宿野乃 松本」を一言でまとめると:安曇野の山々を望む絶景外気浴と、松本城モチーフの遊び心。信州アルプス牛鍋が沁みる、山岳リゾートの入口としての野乃。
最大の魅力は線路越しに広がる安曇野の山並みを望む外気浴。境港、金沢、松江に続く「特別な景色」枠の一員で、北アルプスの雄大さがしっかりととのいをブーストしてくれます。セルフロウリュも2件連続で継続、横長14人の広めサウナ室、窓の「鉄砲狭間」など松本城モチーフの遊び心と、細部のこだわりも良し。
朝食は信州そば(その場仕上げ)、信州アルプス牛鍋(優勝!)が白眉。ただしシリーズ初の「お好み海鮮丼なし」という事件が起きて、「海鮮丼に個性を」と嘆いていた身としてはいざないと物足りないという発見も。ご当地感は松江ほど強くないので、この点は正直物足りなさが残ります。
気になった点は、横長で移動しづらい大浴場レイアウト、エレベーター2基待ち時間、そして眺望の30%を占めるスーパーホテルの看板(これは笑うところ)。
松江の「暫定No.1」を超えるか?の問いには、正直、超えなかったというのが公平な評価。ただし安曇野の山々ビュー、地酒文化、信州の食材の充実という松本ならではの魅力は確実にあり、順位ではなく個性で語られるべき1軒だと思います。
御宿野乃 松本の料金と空室状況はこちらから!!
シリーズもこれで11軒目、残るは4軒。ゴールが見えてきた野乃巡礼、次回はどこへ?お楽しみに!
もい。




コメント