【トムラウシ温泉 東大雪荘】温泉の蒸気で蒸される“オーガニックロウリュ”の二大巨頭へ!北海道の秘境で硫黄香るスチームサウナを徹底レビュー

もい。Greippiです。
御宿野乃シリーズもひと段落したので、今回は単独記事。
北海道・大雪山系の山奥にある『トムラウシ温泉 東大雪荘』のレビューをお届けします。

天然温泉の蒸気を利用したサウナ、いわば“オーガニックロウリュ”の二大巨頭と言われるのが、宮崎・えびの市の『白鳥温泉上湯』と、ここ東大雪荘。
ずっと来たかった場所に、ようやくハジメマシテです。
結論から言うと——アクセスは大変だけど、来る価値は間違いなくある、唯一無二の1軒でした。
しっかりレポートします。

基本情報 & アクセス

  • 施設名:トムラウシ温泉 東大雪荘
  • 宿泊日:2026年10月14日〜15日(水〜木)
  • 部屋タイプ:シングルルーム(1泊2食付き)
  • 料金:¥17,000(大人1名 / 1泊2食・料理グレードアップ・入湯税¥150込み)+宿泊税¥200
  • 料理グレードアップ:トムラウシ産鹿肉&ジャージー牛のコース(+¥3,000、上の料金に込み)
  • 周辺環境:まわりは自然しかない。最寄りのスーパーは屈足(くったり)で、そこから車で約1時間。

とにかく遠い。
とかち帯広空港からだと車で約2時間半、寄り道した音更(おとふけ)からでも約2時間。
最寄りのスーパーがある屈足(くったり)からでも1時間かかります。
最初はまっすぐな道をひたすら走り、途中からはカーブの多い山道。
最後の5kmほどはところどころアスファルト舗装が途切れるような道でした。
まさに秘境の一軒宿です。

宿の駐車場に車を停めた瞬間、うっすら硫黄の香り。
この時点で期待値はぐんぐん上がります。

ちなみに車がない方は、新得駅との無料送迎バス(要予約)もあるようです。
利用する場合は事前に宿へ確認してみてください。

トムラウシ温泉 東大雪荘への旅の様子は、こちらの動画でも紹介しています!


サウナ(温泉の蒸気を使ったスチームサウナ)

この宿を選ぶ最大の理由がここ。
天然温泉の蒸気を利用したスチームサウナです。

  • サウナ:温泉の蒸気を使ったスチームサウナ。蒸気はオートで管理されているらしい。
  • 温度感:一般的なスチームサウナと比べるとかなり高温。
  • 香り:温泉由来の硫黄の香り。
  • 利用時間:真夜中はサウナだけ休止になるので注意(時間は宿で確認を)。
  • 水風呂:17℃くらい。
  • 外気浴:川のせせらぎと木々を眺めながら。露天風呂もあり。

壁の向こうから蒸気が降りてくる

サウナ室は一見すると普通のスチームサウナ。
壁の向こうから蒸気が湧いてきて、部屋全体を充満させています。
どういう仕組みなのかはわからないのですが、蒸気はオートで管理されているらしいです。

いわゆるスチームサウナと比べるとかなり高温。
それでいて肌あたりは熱いけど気持ちいいという不思議な感覚です。
そして何より、硫黄の香りがオーガニック感をぐっと高めてくれます。

正直、最初は蒸気の熱さと硫黄の香りで、鼻で呼吸するのが大変でした。
でも慣れてくると、これがクセになるんです。

もうひとつの巨頭『白鳥温泉上湯』との違い

オーガニックロウリュのもうひとつの巨頭、『白鳥温泉上湯』と比べてみると、違いがはっきりしていて面白いです。

  • 蒸気の出方:白鳥は足元から蒸気が上がってくるのに対して、東大雪荘は壁を越えて上から降りてくる。
  • 蒸気の管理:白鳥は完全に自然まかせ、東大雪荘は人工的にコントロール。

どっちがいいというわけではなく、どちらも他では味わえない唯一無二の存在。
両方体験できて、ようやく「二大巨頭」の意味がわかった気がします。

『白鳥温泉上湯』についてはコチラの記事でくわしくレポートしています。

『白鳥温泉 上湯』
宮崎・えびの市の「白鳥温泉上湯」。地獄のように噴き出す天然蒸気の上に小屋を建てた、唯一無二のオーガニックロウリュ蒸し風呂。白鳥神社の井戸水を引いた、刺激ゼロのまろやか不感水風呂。蒸し風呂と水風呂とベンチだけ、本当にそれだけ。えびのICから車30分・入浴料500円・大人・第1火曜定休。3回目の訪問でも、近くまで来てスルーはできない。隣の白鳥茶屋でサウナめしも。

水風呂と外気浴

水風呂は17℃くらい。
たぶんチラーは入っていないので、ここだけ夏の名残といったところでしょうか。
冬はもっと冷たくなるのでは、と想像しています。

外気浴は、川のせせらぎと木々を眺めながら。
ここへ来る道中は紅葉がキレイだったのですが、山の上の方はもうほぼ終わり。
それでも枯葉が舞う中での外気浴と露天風呂は、これはこれで風情があって良かったです。

翌朝もサウナから

翌朝ももちろんサウナから。
前日に比べてややマイルドに感じたのは、体が慣れたせいかもしれません。
外気温は1桁台だったので、長時間外にいるとさすがに寒い。
そんなときは温泉の出番です。
内湯も露天も、トムラウシの温泉はやっぱりいい。

平日だったこともあり、朝も夜も、これだけの大浴場をほぼほぼ独り占め。
これ以上の贅沢はなかなかありません。


客室(シングルルーム)

  • 部屋の雰囲気:山小屋風。
  • 広さ:狭くもなく広くもなく、ひとりにはちょうどいい。
  • 設備:シングルベッドとソファ。洗面台、温水洗浄便座付トイレ。
  • 部屋の水道は飲用可。
  • 気になった点:デスクがない。

泊まったのはこの宿に二部屋しかないというシングルルーム。
山小屋風の落ち着いたお部屋で、ひとり旅にはちょうどいい広さです。
シングルベッドとソファがあって、くつろぐには十分。
ただデスクがないのは、ちょっと不便でした。
パソコン等で作業をしたりしたい方は、そのつもりで。

食事(夕食・朝食)

夕食:トムラウシ産鹿肉とジャージー牛のコース

夕食は、トムラウシ産の鹿肉とジャージー牛が楽しめるコースにアップグレード(+¥3,000)しました。
鹿も牛もやわらかくて美味しく、その他の各種料理もどれも美味しかったです。
ごはんと汁物はセルフでおかわり自由でした。
お供は角ハイ(¥600)。
サウナと温泉でしっかり汗をかいたあとの一杯は、やっぱり格別でした。

朝食:牛すじカレーが絶品のバイキング

朝食はバイキング形式。
種類が豊富で、どれも美味しい。
中でも料理長おすすめの牛すじカレーが美味しすぎて、思わず何度もおかわりしてしまいました。
朝からカレーをおかわりするなんて、サウナで汗をかいたあとだからこそ許される贅沢です。


滞在のための注意点

  • 買い出しは街で:宿のまわりは自然しかないので、必要なものは街で準備しておくのが鉄則。
  • 売店:お土産が中心で、閉まるのも早い。
  • 館内設備:飲み物の自販機(お酒も)と電子レンジはあり。
  • アクセス:車がない場合は、新得駅からの無料送迎バス(要予約)をチェック。

とくに部屋でお酒やおつまみ派の方は、屈足や新得など、途中の街で買い込んでから向かうのがおすすめです。


日帰り入浴もできます

「泊まりはちょっとハードルが高い」という方に朗報。
東大雪荘は日帰り入浴も受け付けています。

  • 利用時間:13:00〜19:30最終入場(閉館20:00)
  • 料金(税込):大人1,000円 / 小学生300円 / 幼児(未就学児)無料 / 新得町民500円
  • 入浴券:券売機で購入
  • 定休日:年中無休(不定期でメンテナンス休館日あり)

登山やトレッキングの帰りに立ち寄るのにもぴったりです。
ただ、アクセスの大変さは宿泊でも日帰りでも同じなので、帰りの山道の運転には気をつけてください。
日帰りでもサウナまでしっかり利用できるので、あの温泉蒸気のスチームサウナを味わうことができます。
ただ、せっかくここまで来るなら、個人的には泊まりで、夜と朝の両方のサウナを味わうのがおすすめです。


総合レビュー

項目トムラウシ温泉 東大雪荘
宿泊料金¥17,000(シングル・1泊2食・料理グレードアップ・入湯税込み)+宿泊税¥200
料理グレードアップトムラウシ産鹿肉&ジャージー牛コース(+¥3,000、宿泊料金に込み)
部屋タイプ山小屋風シングル・ベッド+ソファ(デスクなし)
サウナ温泉の蒸気を使ったスチームサウナ・オート管理・高温・硫黄の香り
水風呂17℃くらい(冬はもっと冷たくなりそう)
外気浴川のせせらぎと木々・露天風呂あり
温泉内湯・露天とも良し、硫黄の香り
朝食バイキング・牛すじカレーが絶品
日帰り入浴13:00〜19:30最終入場・大人1,000円(税込)
サウナも利用可
アクセスとかち帯広空港から車で約2時間半、最寄りスーパーから約1時間、新得駅から無料送迎バス(要予約)

「トムラウシ温泉 東大雪荘」を一言でまとめると:秘境の山奥で、温泉の蒸気と硫黄の香りに包まれる。ここでしか味わえない“オーガニックロウリュ”の聖地。

最大の魅力はやはり、温泉の蒸気を使ったスチームサウナ。
壁の向こうから降りてくる高温の蒸気と硫黄の香りは、最初こそ戸惑うものの、慣れるとクセになる唯一無二の体験です。
もうひとつの巨頭・白鳥温泉上湯とはまったく違うアプローチで、どちらも行ってみる価値があると断言できます。
川のせせらぎを聞きながらの外気浴、内湯と露天の温泉、そして平日ならほぼ独り占めできる大浴場。
サウナー冥利に尽きる滞在でした。

客室は山小屋風のシングルでひとり旅にはちょうどよく、デスクがないことだけが小さな不満。
食事は夕食の料理はどれも美味しく、朝食の牛すじカレーは今回のMVP。
料金は料理グレードアップ込みの1泊2食で¥17,000、宿泊税を入れて¥17,200。
夕食の角ハイを足しても¥17,800と、この体験を考えれば十分に納得できる金額です。

気になる点は、やはりアクセスの大変さ。
とかち帯広空港から2時間半、最後は舗装が途切れがちな山道と、気軽に行ける場所ではありません。
「北のラスボス」と呼ばれる『白銀荘』よりも秘境感はあるかも。
それでも、わざわざ行く価値は間違いなくあると思います。

次は、水風呂も外気浴もキンキンに冷えた真冬に来てみたい。
雪に囲まれた秘境で、あの硫黄の蒸気に包まれる日を楽しみにしています。

ではまた。もいもい。

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