突然ですがラーメンとつけ麺どちらが好きですか?
どっちも好き。という方が大半かとは思いますが、私はラーメン派であまり好んでつけ麺を食べない。つけ麺は食べ始めはすごく美味しいのだが、食べ進むにつれてどんどん味がぼんやりしていく感じがあまり好きではないのだ。(ついでに言うとスープ割りをお願いしたりするのもメンドクサイ。)
このラーメンとつけ麺。似ているようであまり似ていない。
どちらも原材料は同じようなものだろうし味付けもいろいろあるにせよ方向性は大体同じだろう。だけど食べてみると全然違う。そうまったく違うのだ。別のジャンルと言ってもいいくらいに。(言い過ぎ?)
で、このラーメンとつけ麺の関係性、実は日本のサウナとフィンランドのサウナにも当てはまるのではないだろうか。
似ているようであまり似ていない。
近年日本のサウナも多様化してきてはいるが、高温&ドライなサウナ+水風呂でととのえていくジャパニーズスタイルに対し、愚直にロウリュを繰り返すフィンランドスタイル。
日本人のサウナーにとってなくてはならないものは『水風呂』なのだろうが、フィンランド人のサウナーにとってなくてはならないものは『ロウリュ』なのだ。
ちなみにフィンランドのロウリュは基本自分自身で行うものなので、フィンランド人にとって『セルフロウリュ』と言う言葉は違和感があるらしい。我々日本人が『生の刺身』って言われるのと同じような感覚なのではないだろうか。(知らんけど。)
なので、もし日本のサウナのようなものを求めてフィンランドに行ってしまうと『なんか思ってたのと違う。』みたいなことになってしまうかもしれない。
サウナ室内はびちょびちょだし、みんなよく喋るし、基本的に水風呂なんてない。なんならロウリュしないとちょっと肌寒かったりもする。
ラーメン食べに行ったのに、つけ麺しかない。みたいな感じ。
まあ大体の人はどちらも美味しく食べられると思うので大丈夫だとは思うが、
まったくの別物だと思って行ったほうがいいかもしれない。
近年、「本場フィンランドでは…」みたいにフィンランドサウナ>ジャパニーズサウナ的な語られ方がされたりもしていますが、個人的には比べること自体が無意味なことだと思っている。
それこそラーメンとつけ麺どっちが上だって議論しても、結局は「個人の好みだよね」という結論にしかならないのと同じではないだろうか。
その上で
もし日本のサウナの延長線上で海外のサウナを体験してみたいのであれば行くべき場所は…
台湾…
はほぼ日本と同じなので、
ロシア
です。『おそロシア』とか言われたりしてなんとなく日本では好感度低めなイメージですが、ゴハンも美味しいし、みな親切だし、とてもいい所でしたよ。
機会があれば是非ロシアのバーニャも体験してみてください。日本のサウナーにはきっと合うはず。おすすめです。
コメント