
もい。
プラハ編、1軒目の 『Sauna Central Praha』 に続いての2軒目。
今回は、街の中心を離れて、郊外の1軒に足を伸ばしました。
『Infinit Sen』
プラハ中央駅から、郊外列車で45分ほど。
最寄駅「Senohraby」で下車すると、無料の送迎車が、列車の到着時間に合わせて待機してくれています。
送迎車で3分ほど走った先に、中世のお城のような、かなりゴージャスな外観の施設が現れました。
“え、想像していたのの3段くらい上のスケール感”、と、正直、入口で一瞬たじろぎます。
料金:240分880 CZK〜、大人のリゾート価格。

料金体系は、時間帯と曜日で細かく分かれています。日本人読者向けに、要点だけまとめておきます。
240分(4時間)で880 CZK、日本円換算で7,000円ほど。
1軒目の Sauna Central Praha(2時間489 CZK)と比べれば、価格帯は上ですが、これはあくまでリゾート型施設としての価格。
広大な敷地、8つのサウナ、水風呂2種、複数の休憩スペース、温水プール、と、施設の”物量”を考えれば、じゅうぶんに納得のライン。
営業時間はwellness全体で10:00〜22:00です。
8つのサウナのvalikoimaと、水風呂2種。

この施設のいちばんの魅力が、サウナの品揃えです。
フィンランド語で、品揃え・種類・選択肢はvalikoima(ヴァリコイマ)。
広大な敷地に、8つのサウナが散りばめられていて、それぞれ異なるコンセプトと温度帯。
気分に合わせて、その日の1本目を選ぶ、というのが、ここでのいちばん楽しい遊び方。
なかでも、”Big Dome”は100人以上入れそうな超大型で、”Small Dome”(それでも50人級)と並んで、セレモニーの主会場になっています。
水風呂は2種類。
屋外にあるのは、大きめでシングル温度(季節で変わる可能性あり)。
屋内にあるのは、10℃ほどで深め、うっすら塩素感あり。
屋外の1槽の”刺す冷たさ”と、屋内のじっくり系、の使い分けができます。
30分ごとに開催されるseremonia、マスター達の丁寧な仕事。

この施設のもう1つの主役が、セレモニー(前記事で紹介した通り、チェコ流アウフグース)。
フィンランド語ではseremonia(セレモニア)。
なんと、ほぼ30分間隔で、休みなく開催されています。
全部受けるのは、時間的にも体力的にもほぼ不可能。
実際、そのくらいの頻度です。
1回のプログラムは、10〜15分ほど。
音楽に合わせてタオルと扇子で風を演出するクラシカルなスタイルが基本ですが、それぞれテーマがある模様。
プラグラムの時間と内容を記した掲示板があるので、入場したらまずはそこをチェックしましょう。
マスター達の仕事ぶりは、じつに丁寧で、心地よい風を送ってくれます。
会場の音響設備も良く、”サウナ室での小さなコンサート”のような体験でした。
セレモニーの口上はチェコ語のみですが、リクエストすれば英語対応もしてくれるはず(未確認ですが、雰囲気的に)。
屋外主体の施設、冬はバスローブとサンダル持参が正解。

この施設、椅子やベッドは屋外に無数に用意されているのですが、冬は寒すぎるので、屋内の休憩室が人気になります。
訪問した1月上旬、プラハは氷点下。
屋内休憩室は、椅子とベッドがあるものの、そこまで広くないため、やや混雑気味でした。
カフェスペースのイスやソファも休憩場所としての利用は可能。
飲用水は無料で飲み放題です。
カフェでは軽食やスイーツ、もちろんビールも楽しめます。
ここで、実用アドバイスを1つ。
この施設は屋外移動が多いので、冬季はバスローブ(もしくはポンチョ)とサンダルの持参を強く推奨します。
まあ館内でもバスローブ(90 CZK)とスリッパ(62 CZK)のレンタルはあるので、忘れても大丈夫。
ですが他の施設でもサンダルはないと辛いので、スーツケースにひとつ忍ばせておくことをオススメします。
逆に、暖かい季節(春〜秋)は、この屋外主体の設計が最高の武器になります。
温水プールエリア(水着着用エリア)も別途あり、こちらも人気そうでした(水着を持参していなかったので、未体験)。
サウナエリアでは、水着着用は禁止です。
基本は全裸ですが、シーツを体に巻いている人が多数。
“全裸か、シーツか、どちらでも”、というくらいのゆるさなので、日本人サウナーも安心して入れます。
大人のparatiisi、4時間があっという間。

この施設、正直、想像を超えていました。
ラグジュアリーな雰囲気、丁寧なマスター達、豊富な選択肢、そして落ち着いた大人向けの空気感。
もう、こここそが「まさに大人の楽園」。
フィンランド語で、楽園はparatiisi(パラティーシ)。
言葉通り、サウナ好きにとっては本当の paratiisi でした。
4時間、あっという間でした。
プラハを訪れるサウナー諸氏には、少し街から離れる労力を払ってでも、マストで訪問してほしい1軒。
ゲストはチェコ人が中心で、この日、東洋人は僕1人。
英語はもちろん通じるので、言語の心配はまったく不要です。
サ飯:プラハ市内『U Pivrnce Žatecká』で、乳化系チェスネチュカ。

Infinit Sen を後にして、送迎車で駅へ、そして郊外列車でプラハ市内へ戻ります。
体はサウナ後の、じん、とした温かさが残っているうちに、狙って向かったのは、街の1軒。
『U Pivrnce Žatecká(ウ・ピヴルンツェ・ジャテツカー)』
注文したのは、チェスネチュカ(Česnečka)。
チェコの伝統的な、ニンニクスープ。
運ばれてきたのは、うっすら白く濁った、乳化系のスープ。
表面にはチーズがたっぷり、そして揚げクルトンが浮かんでいます。
一口、ふう、と口に運ぶと、ニンニクの、じん、と深い旨みと、チーズのコクが、口いっぱいに。
サウナで空にした体に、この、うっすら塩気の効いた濃厚スープが、素直に沁みていきます。
そして、キンキンに冷えたピヴォを、あわせて1杯。
“チェコの冬に、来て良かった”、と、しみじみ思わせてくれる1皿でした。

プラハ中央駅から電車で45分くらい
最寄駅では無料の送迎車が待機してますサウナは8つ?水風呂も2種類ほど
ととのい椅子は屋外に無数にありセレモニーはほぼ30分間隔で行われているので
すべて受けようとすると休憩している暇がない今日のプラハは氷点下
屋外がメインなので冬場はバスローブ的なものを持参した方が良いかも
逆にあたたかい季節は最高かと
もちろん屋内にも休憩スペースはあるけどね4時間あっという間でした
セレモニーもバリエーション豊富で良かったです落ち着いた雰囲気でまさに大人の楽園
プラハへ来たサウナーさんはマストで訪問してみてください
— Greippi(2026.01.05 1回目の訪問)
Infinit Sen さんの様子は、YouTubeでもまとめています。よかったらどうぞ。
屋外主体サウナの必需品を、家の1本にも。
Infinit Sen での実感として、冬の屋外主体サウナで、バスローブ1枚あるかないかで、体験の質は大きく変わります。
サウナ室から水風呂、水風呂から休憩室、休憩室から次のサウナ、と移動するたびに、氷点下の外気に体をさらすのは、想像以上に体力を削られる。
そんな時、バスローブがあれば、体温をキープしながら、次のサウナまで、ゆったり移動できます。
自分用のサウナバスローブを1枚、旅の荷物に忍ばせておくと、海外サ旅の質が1段上がります。
(もちろん、日本のサウナや、家のお風呂上がりでも、じつに活躍します。)
まとめ
プラハ中央駅から約1時間。
ゴージャスでラグジュアリーな雰囲気は、正真正銘の大人の楽園。
入場したら、まずセレモニーのスケジュールを確認。
高頻度のセレモニーでととのってる暇なし。
その合間に各サウナを巡るテーマパーク的楽しみ方も。
わざわざ行っても絶対に後悔はさせません。
ぜひとも、わざわざ行ってみてください。
ではまた。もいもい。
赤い方の飛行機JALさんはサウナ旅に特化したパッケージツアーもご用意しています。お得なプランもあるのでぜひ一度のぞいてみてください。
(プラハへは赤い翼直行便はないので、ヘルシンキやフランクフルト経由の乗り継ぎがおすすめです。)



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