
もい。
前記事のタンペレ編、Rajaportinを最後に、フィンランド4日間を終え、ヘルシンキから、ワンワールドアライアンスのお仲間・フィンエアーで、次の街へ移動しました。
プラハ。
じつは、プラハには、サウナー的にも、決して見逃せない街のサウナが揃っています。
今回の滞在で、僕は、プラハ市内の4軒のサウナを回ってきました。
その1軒目のご紹介です。
メトロA線Muzeum駅から、地上に出て、徒歩5分ほど。
街の中心のビル1棟の中に、モダンな入口を構える1軒。
『Sauna Central Praha』
街のkeskustaにある、モダンな wellness サウナ。

フィンランド語で、街の中心はkeskusta(ケスクスタ)。
プラハ観光の顔、ヴァーツラフ広場のすぐそば、というまさに街のkeskustaに、この施設はあります。
中に入ると、モダンで清潔な wellness スパの空気。
“チェコの街のサウナ”、と聞いて、うっすら地元感のある銭湯みたいなものを想像していたのですが、実際は、まるで都会のホテルスパのような雰囲気でした。
料金:2時間489 CZK、タオル込みで手ぶらOK。

料金体系は、こんな感じ。日本人読者向けにまとめておきます。
営業時間は、平日13:00〜22:30/週末11:00〜22:30。
料金だけ見ると、日本のサウナ施設に比べて割高に感じるかもしれません。
けれど、これは”物価が高い”というより、単純に円が安すぎるだけの話。
タオル・シート込みで完全手ぶらOK、しかも街のkeskusta徒歩5分、と考えれば、コスパは悪くないラインです。
5室のサウナと、大きめジャグジー風の14℃水風呂。

更衣室で着替えて、いよいよ館内へ。
サウナ室は、なんと5つ。
ドライサウナとスチームサウナが、それぞれ温度違いで用意されていて、1つ1つの部屋はそんなに大きくないのですが、その分、”気分で選べる”設計です。
中央・奥には、大きめのジャグジー風の水風呂。
温度は、14℃くらい。
プラハの街の水は、口当たりが柔らかくて、体感的にもしっかり気持ちいい。
残念ながら、外気浴のスペースは、この施設にはありません。
代わりに、館内奥に、暗めの休憩スペースが用意されていて、リクライニングチェアやベッド型が多数配置されています。
空調と、静かなヒーリング系ミュージックの中で、じっくり、ととのうには、じつに抜群の環境。
“完全屋内型wellness”、というスタイルに割り切っているぶん、その質はしっかり高い、というのが正直な印象です。
seremonia:チェコ流アウフグース、サウナマスターの風。

チェコのサウナでいちばんの目玉が、これ。
アウフグースを、チェコ語では”ceremonie(ツェレモニエ)”と呼ぶそうです。
フィンランド語でも、儀式・セレモニーはseremonia(セレモニア)と、ほぼ同じ響き。
1日に数回、時間が決まっていて、館内の掲示板でスケジュールを確認する形式。
会場は、いちばん大きなサウナ室(定員20人ほど)。
僕が参加した16時の回、サウナマスターは、素敵な笑顔のマッチョな若い男性でした。
そして、その仕事ぶりが、しっかり素晴らしかった。
音楽に合わせて、タオルと、ヨーロッパでよく見るタイプの大きな扇子で、風を操ります。
“熱波を叩きつける”のではなく、”音楽と一体になった風の演出”、という表現がぴったり。
温度管理も見事で、じん、と熱すぎない、しっかり心地よい熱量の維持。
チェコのサウナseremoniaのレベルの高さを、素直に体感できた1回でした。
男女共用・基本全裸、シーツ1枚のプラハ流作法。

ここで、日本人サウナーとして、事前に知っておくと安心なポイントを1つ。
チェコのサウナは、基本、男女共用で全裸のスタイルです。
(”え、全裸?”と、日本のサウナー諸氏には驚きの声が上がりそうですが、じつは、ヨーロッパのサウナは、これがけっこう普通です。)
とはいえ、館内の移動時や、休憩スペースでは、ほとんどの人が、シーツを1枚、身体に巻いています。
このシーツも、入館料に込みで、しっかり支給されるので、余計な準備は不要。
サウナ室でもシーツかタオルを巻いている方が多数。
さすがに水風呂では全員はだか、なのですが、他人の身体を気にする人は、誰もいません。
文化としてしっかり成熟している感じ。
日本のサウナー諸氏で、”男女混浴の全裸”のハードルが高い方にとっては心の準備は少し必要ですが、実際に入ってみると、案外あっさりと、その空気に馴染めるはずです。
サ飯:徒歩数分の大人気店『Kantyna』で、カルパッチョとピヴォ。

じゅうぶんに身体を、ととのえて施設をあとに。
プラハで、サウナ後に狙って向かったのはそこから少し歩いた、地元で大人気の1軒。
『Kantyna(カンティナ)』
プラハの老舗の精肉店が運営する、シンプルなカフェテリア形式のレストラン。
店内は、しっかり広くて、地元の人と観光客で、ほぼ満席の盛況ぶり。
選んだのは、カルパッチョと牛肉の煮込み、そしてもちろんピヴォ(チェコ語で”ビール”)。
運ばれてきたのは、大きなお皿にびっちりと真っ赤な牛肉の薄切りが敷き詰められた魅惑の1皿。
キンキンに冷えた黄金色のチェコビールと一緒に味わえば、それはもう至福の時間。
サウナ後の身体に、この2つが、じん、と沁みます。
カルパッチョの、噛むほどに出てくる肉の旨みと、ピヴォの、しっかりホップの効いた苦み。
“チェコ、来て良かった”、と、素直に頬がゆるんだ瞬間でした。

そしてもうひとつの主役、煮込み。
日本ではアテとして不動の地位を誇る「煮込み」ですが、チェコのそれはどストレートに“肉”のみ。
ぷるんと柔らかい牛肉に、しっかりと閉じ込められた旨みが本当にウマい。
ただし、煮込み系のお料理はグラム単位での金額なので、最後のお会計でびっくりすることもあるかもしれません。
実は、僕もちょっと驚きました。
でも美味しすぎたので後悔はしてません。
サウナ後にKantyna、これはプラハでのお約束として、しっかりオススメしておきます。

初めてのチェコサウナはこちらで
2時間489czkは4000円弱
物価が高いというより円が安すぎる16時のセレモニーに参加
マスターの丁寧な仕事ぶりが素晴らしかった各種サウナもそれぞれ特徴があって良い
水風呂は14℃くらい
館内どこも清潔感があって好印象男女混浴なことをのぞけば日本の施設と比べても違和感ないかと
街の中心部にある立地も含めハジメテのプラハサウナにオススメです
— Greippi(2026.01.04 1回目の訪問)
Sauna Central Prahaさんの様子は、YouTubeでもまとめています。よかったらどうぞ。
プラハのピヴォの記憶を、東京の食卓にも。
Kantynaで、カルパッチョとあわせて味わった、あの、うっすら黄金色のチェコビール。
チェコは、じつは、世界一のビール消費量を誇る国。
帰国してからも、あのプラハの午後のピヴォを、家でも、もう一度味わいたくなります。
そんな夜のために、チェコビールの代名詞、Pilsner Urquell(ピルスナー・ウルケル)を、まとめてお取り寄せ。
うっすらとした苦みと、しっかりのホップの香り、そして、キレのある後味。
サウナ上がりの1本として、家の冷蔵庫に常備しておくと、プラハの街のkeskustaの空気が、そっと戻ってきます。
まとめ

街の中心部にあってアクセスも抜群。
清潔で広い施設内、セレモニー含めサウナそのものも高レベル。
コスパも決して悪くはありません。
初めてのチェコサウナには、まさにうってつけの1軒です。
プラハを訪れた際にはまずここへ。
ではまた。もいもい。
赤い方の飛行機JALさんはサウナ旅に特化したパッケージツアーもご用意しています。お得なプランもあるのでぜひ一度のぞいてみてください。
(プラハへは赤い翼直行便はないので、ヘルシンキやフランクフルト経由の乗り継ぎがおすすめです。)



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