
もい。Greippiです。
ドーミーインの和風プレミアムブランド「御宿野乃」全店制覇の旅、第10弾。ついに二桁の大台、記念すべき10棟目の舞台は、水の都・山陰の中心都市、島根県松江市に建つ「天然温泉 だんだんの湯 御宿野乃 松江」です。
境港、富山、難波、奈良、浅草、京都七条、金沢、大阪淀屋橋、仙台ときて、これで10軒目。折り返し地点を突破してからは順調にペースが上がり、いよいよ二桁乗せ。そして——結論から言ってしまうと、今回の松江、総合力でここまでの野乃巡礼のNo.1かもしれません。シリーズ初のセルフロウリュ、初アロマ「クリーンスカイ」、打たせ水&レインシャワー付き水風呂、そして国宝・松江城を望む大浴場と、新要素てんこ盛り。他と比較するのはあまり好きではないのですが、今回ばかりはそう書かざるを得ません。泊まってきたので、正直に報告します。
基本情報 & アクセス

- 施設名:天然温泉 だんだんの湯 御宿野乃 松江
- 宿泊日:2026年7月5日〜6日
- アクセス:JR松江駅から徒歩14分。
- 料金:約12,600円(大人1名 / 1泊)
- 周辺環境:川に挟まれた中洲にあり、周辺はホテルや飲食店が集まるエリア。飲食店は多いがどこもやや入りにくい雰囲気。コンビニは徒歩3分にローソン。
最大の弱点をはじめに書いてしまうとJR松江駅から徒歩14分とやや遠いこと。荷物次第ではタクシーの利用も検討したい距離感です。ただし宿は川に挟まれた中洲という趣ある立地に建ち、松江城や松江の街歩きの拠点としてはむしろ理想的。
料金は¥12,600で、金沢(¥11,700)に次ぐシリーズ第3位の安さ。この立地・スケール・内容でこの価格はコスパ的にも文句なしです。
御宿野乃 松江の様子は、こちらの動画でも詳しく紹介しています!
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客室 & 和の体験

到着してまず驚くのが広く大きなエントランスと2階までの吹き抜け。「これ、ビジホの一種じゃなくて高級旅館では?」と思わず二度見するくらいの造り。都会の野乃のコンパクトな入口とは別世界の空気感です。
- 畳の第一印象:黄色系で、やや傷みあり。人気店の宿命というより、10棟目にして畳の色調バリエーションを再確認。
- 部屋タイプ:ダブルルーム。都会の野乃と比べると明らかに広い。
- 眺望:窓から松江城が見える。これだけでもう勝ち確。
- ベッドの寝心地:いつも通り安心の野乃品質。
- 館内着(作務衣):半浴衣タイプ、胸ポケット付き。京都七条・大阪淀屋橋・仙台と続いた半浴衣路線。
- ウェルカムサービス:パイナップルフィナンシェ。仙台に続き、しっとり焼き菓子路線が定着しつつあり。
部屋の広さ、眺望、そして窓から見える国宝・松江城という贅沢。都会の野乃で「ヒョロ長い」「間口が狭い」と書いてきた身としては、この開放感はもうご褒美。
大浴場 & サウナ(天然温泉 だんだんの湯) ※ここが今回の主役

さあ、いよいよ本題。松江野乃の大浴場「だんだんの湯」は、これまでの野乃シリーズの常識をいくつも書き換えてきました。順に見ていきます。
- 大浴場名:天然温泉 だんだんの湯
- 温泉の泉質:無色透明。露天からは宍道湖だけでなく、国宝・松江城を望む贅沢構図。
- サウナ室温:92℃。いつものカラカラではなく、はっきり湿度感あり。
- サウナの新要素①:シリーズ初のセルフロウリュ可能!20分に1回、柄杓2杯までの制限付き。ボタンを押すとアロマ水が自動注入されるギミック仕様。
- アロマ:初登場「クリーンスカイ」(ユーカリ・ローズマリー・スペアミント・ティートリー)。
- 水風呂:15〜16℃。水風呂内に打たせ水&レインシャワーという斬新構造。深めだが循環はそれほどで、やや濁りあり。
- ととのいスペース:内気浴イス2脚 / 外気浴イス3脚。眺望・開放感ともに最高級、風はびゅんびゅん強い。
- BGM:とくさしけんごさん。
- TV:夕方はバラエティ、朝はワールドカップ。
- タトゥー対応:原則禁止。
新要素①:シリーズ初「セルフロウリュ」登場
これは大事件です。御宿野乃シリーズで初のセルフロウリュ可能サウナ。運用は20分に1回、柄杓2杯程度の制限付きですが、サウナー以外の客層も来る野乃においては納得の運用。しかもボタンを押すとアロマ水が自動注入されるというギミック付き。ドーミー系の伝統的な「オーブントースター系ドライサウナ」から、呼吸のしやすいじっくり蒸される系に肌感が一気にシフトしました。92℃という数字以上に、体感は柔らかく、長く入っていられる作り。
新要素②:初アロマ「クリーンスカイ」
アロマは今回初遭遇の「クリーンスカイ」。ユーカリ、ローズマリー、スペアミント、ティートリーという、はっきり爽やか系のブレンド。ただしロウリュ時でもわりと控えめな出方で、鼻にツンと来ない上品さ。エナジーブーケ→ハーバルクリア→サウナクアに続く、ドーミー系アロマの新入りとしてしっかり存在感を示しました。
新要素③:打たせ水&レインシャワー付き水風呂
そして水風呂も斬新。水風呂の奥が2つのブース状になっていて、それぞれボタンを押すと打たせ水とレインシャワーが頭上から降り注ぐ仕組み。最新のドーミーインに搭載されたという「インコの一撃」ならぬ、こちらは「インコの15秒」といったところでしょうか。面白い。気持ちいい。水温は15〜16℃で、深めですが循環がそれほどでもないためやや濁りが気になる場面も。それでもこのギミックは、水風呂という枠を一段拡張してくれる素晴らしい発想です。
そして外気浴——国宝を望む大浴場
外気浴スペースは周りに高い建物がそれほどないので開放感抜群。風もびゅんびゅん強めに吹き抜けます。そして何より、露天から国宝・松江城が見える。国宝を望める大浴場はかなり珍しいと思います。金沢の「本物の屋上外気浴」がベンチマークでしたが、松江は眺望に文化財の格まで加わっている。宍道湖に沈む夕日も素晴らしいらしいのですが、今回は梅雨空で拝むことは叶わず。これは次回リベンジ案件。
無料サービス(おもてなし)

ドーミーイン伝統の無料サービス報告。
- 湯上がりアイス(夜):毎度の4種類。安定のラインナップ。
- 湯上がり乳酸菌飲料(朝):初めての「商品名表記なし」タイプ。ピルクルでもクロレラ乳酸菌でもない謎の乳酸菌。実質ピルクルっぽい味ではあるものの、なぜ商品名を出さないのか気になる新展開。
- 夜鳴きそば:22時ちょっと前に実食。空いていてスムーズ、いつも通りの安定のお味。
朝の乳酸菌飲料が初めて商品名表記なしだったのが今回のちょっとしたミステリー。ピルクル、クロレラ乳酸菌、そして「無銘の乳酸菌」——コレクションが密かに広がっていきます。
圧倒的朝食バイキング

朝食会場も広めで、ゲスト自体多くないのもあってゆったり満喫。
- ご当地「逸品料理」:割子そば、しじみ汁、お好み海鮮丼。
- 海鮮ラインナップ:漬けまぐろ、サーモン、いか、いくら。
- ご当地小鉢・おかず:練り物(赤天・あご野焼き・のどぐろ天)、島根ワイナリーのグレープドリンク。
- デザート・その他:出雲ぜんざい、木次ヨーグルトほか。
- 多言語対応:いつもの3ヶ国語対応。
出雲蕎麦の名店文化を持つ土地だけあって、割子そばはさすがの美味しさ。作り置きゆえのややパサつきは否めませんが、この価格帯のバイキングとしては上出来。しじみのすまし汁もあっさりと沁みる系で朝から満点。
毎回「もっと個性を…」と書いてきた海鮮丼ですが、今回は格段に美味しかったという嬉しい報告。特にイカのプリプリ感が◎。お馴染みの揚げたて天ぷらも、いつもよりさっくり感が強かった気がするのは気のせいか、それとも松江仕様か。
そして島根ワイナリーのグレープジュースがかなりの美味。地元ワイナリーの本気のジュース、朝から幸せ。デザートの出雲ぜんざいと木次ヨーグルトもご当地愛が伝わる選択で、朝食全体の完成度がひと段上のレベルでした。

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[番外編] 松江酒場探訪レポート

周辺の飲食店は多いもののどこもやや入りにくい雰囲気。それでもハシゴして3軒回ってきました。
- 呑喰処やまいち:宿から徒歩3分。地元民にも観光客にも人気のお店。開店直後に予約なしで訪問、最初はぼっちでしたが帰る頃には満席。確実に入りたいなら予約推奨。おでん(厚揚げ・大根・玉子焼き・牛すじ)、赤貝の醤油煮、メバルの煮付け、しじみの味噌汁を、生ビールと冷酒(豊の秋・金五郎)で。どれもめっちゃおいしい。アットホームな居心地も抜群。ただしメニューなし、値段表記なしで最後までいくらになるか分からない仕様。しかも支払いは現金のみ。もう少し食べたかったのですが、あんまり現金を持っていなかったのでおあいそ。結果¥5,500。料理のボリュームとクオリティを考えると至極真っ当な金額。松江再訪時はマスト再訪店。
- やきとり酒場一鳥前 松江店:ふらっと通りがけに入った立ち飲み屋。串2本(レバー・ふりそで)、奇跡のレバー(冷菜)をおすすめされるがままに注文。酒はハイボールとドライレモンサワー。どれも無難に美味しい。立ち飲みだとドリンク¥80引きという良心設計。奥には座席多数あり、PayPay可。さくっと20分で退店、お会計¥1,450。
- Pizza Napoletana UWOZA:2軒回った後、「真のナポリピッツァ協会」の看板を見つけ、無性にナポリピッツァが食べたくなってこちらへ。グラス白ワインとマリナーラを注文。トマトソースが完全ペースト状の上にミニトマト感を残したタイプで、シンプルに生地の美味しさを堪能できる仕上がり。やっぱりナポリピッツァ大好き。でもピッツァ1枚で約¥3,000——いつの間にか高級料理になってしまったような…。お会計¥3,780。カード・各種QR決済可。



3軒で合計¥10,730。おでんから始まって立ち飲み経由でナポリピッツァに着地するという奇妙な流れになりましたが、松江の夜、大満足。
総合レビュー
| 項目 | 松江 | 仙台(参考) | 大阪淀屋橋(参考) | 金沢(参考) | 京都七条(参考) | 浅草(参考) | 奈良(参考) | 難波(参考) | 富山(参考) | 境港(参考) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| サウナ温度 | 92℃(湿度あり) | 96℃ | 95℃ | 95℃ | 100℃ | 98℃ | 91℃ | 94℃ | 98℃ | 94℃ |
| サウナ特色 | セルフロウリュ(初) | 最狭級(6人) | 標準(8人) | 過去最大級(20人+) | 標準(11人) | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 |
| 水風呂 | 15-16℃(打たせ水&レインシャワー) | 15℃(ほぼ1人用) | 14℃(コンパクト) | 16℃(広め) | 19℃ | 16℃(つぼ) | 17℃ | 13℃ | 14℃ | 16℃ |
| 外気浴 | 最高級・松江城ビュー | あり(空抜け良) | 準外気浴(眺望なし) | 本物・最上階 | 露天風(屋内) | 準外気浴 | あり(イス3脚) | なし | 半外気浴 | あり(イス3脚) |
| アロマ | クリーンスカイ(初) | サウナクア(初) | ハーバルクリア | ハーバルクリア | ハーバルクリア(初) | エナジーブーケ | エナジーブーケ | エナジーブーケ | エナジーブーケ | エナジーブーケ |
| ご当地逸品 | 割子そば・しじみ汁・練り物・出雲ぜんざい | 白石温麺・牛タン・ずんだ餅 | 牛どて煮・さつま汁・みっくすじゅーす | ぶり・たこ・加賀棒茶 | 湯葉海鮮丼・京漬物 | お好み海鮮丼・牛鍋 | 柿の葉寿司・茶粥・三輪そうめん | 串カツ | 白えび・蛍いか海鮮丼 | お好み海鮮丼 |
| 宿泊費(概算) | ¥12,600 | ¥13,950 | ¥13,850 | ¥11,700 | ¥17,280 | ¥15,750 | ¥10,350 | ¥22,500 | ¥14,000 | ¥16,000※ |
※境港は夕食付きプランでの宿泊価格です。他は朝食のみ込み。コスパ評価の参考程度に。
「御宿野乃 松江」を一言でまとめると:シリーズ初のセルフロウリュ、初アロマ「クリーンスカイ」、打たせ水&レインシャワー付き水風呂、そして国宝・松江城ビュー。10棟目にして総合力ここまでのNo.1、と言ってしまう1軒。
最大の魅力は大浴場「だんだんの湯」の革新性。①シリーズ初セルフロウリュ(20分に1回・アロマ水自動注入ギミック付き)、②初アロマ「クリーンスカイ」、③打たせ水&レインシャワー付き水風呂(「インコの15秒」)、④国宝・松江城を望む外気浴——4つの新要素・独自要素が同時に来る贅沢は、これまでの野乃巡礼でも初めてです。ドーミー系サウナの「オーブントースター系」から「じっくり蒸される系」へのパラダイムシフトを象徴する1軒とも言えます。
朝食では割子そば・しじみ汁・海鮮丼(イカ絶品)と、島根ワイナリーのグレープジュースが白眉。出雲ぜんざい・木次ヨーグルトなど、地元色を大切にする姿勢が伝わってきます。
客室は都会の野乃と比べて広く、松江城ビュー付き。2階までの吹き抜けエントランスは高級旅館の風格。作務衣の胸ポケット復活も密かに嬉しい。
唯一の弱点はJR松江駅から徒歩14分という距離感と、ゲスト数の少なさ(これは滞在の快適さとしてはむしろ加点)。宍道湖の夕日を拝めなかったのは梅雨の巡り合わせで、これは天気次第。
御宿野乃 松江の料金と空室状況はこちらから!!
シリーズもこれで10軒目、二桁乗せ。全国15店舗のうち、残るはついに5軒。終わりが見え始めた野乃巡礼、ここへ来て暫定No.1が誕生する展開に旅の面白さを再確認。次回、この松江を超える1軒に出会えるのか?お楽しみに!
もい。




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