
もい。
2024年7月、九州サ旅、大分編。
『まるた屋温泉 西方の湯』
初めての訪問。
西大分の高台に、ぽつんと立つ温泉。
玄関に、一枚板の木看板と、和紙の暖簾。
脇には、ヤッカみたいな観葉植物。
青空の下、もうこの入口だけで、なにかが約束されている。
サ旅費
🚗 JR「西大分」駅から徒歩約20分(高台のため車推奨)
♨️ 入浴料 平日 650円/休日 750円 PayPay利用可
🕐 09:00〜24:00 定休日:なし
※ 料金は訪問時(2024年7月)のものです。最新情報は施設へご確認ください。
サ旅メシは、中華料理「王府」で、ニラ豚定食。
駐車場の看板に、でかでかと「元祖 大分名物 ニラ豚・ニラチャン」。
え、ニラ豚って大分名物なの? 知らなかった。
そういう「地元では当たり前」の顔をした料理が、いちばん面白い。
お皿いっぱいの、ニラと豚と、たっぷりの餡。
ご飯の上に乗せて、わしわし食べる。
サウナで絞った身体に、ガツン、と効いてくる。
大分名物、確かに、覚えておく価値のある一皿。


サウナ
暖簾をくぐる。
玄関は、昭和の温泉宿の、ど真ん中の景色。
木の格子、色褪せたタイル、年季の入った下駄箱。
派手な改装はしていない。
でも、不思議と、清潔。
古いものを、ちゃんと手入れして使っている、という空気が、すぐに伝わる。
サウナ施設として、というより、温泉宿として、ちゃんとしている。
Good point 👍
- パノラマ 高台に立つ施設なので、別府湾が一望できる 露天に上がった瞬間の、視界の開け方がすごい 絶景 ただし、車がないと、坂を上がるのはちょっと大変 näköala(ナコアラ=眺望)の名前を借りたくなる、湾と空のひと続き
- オーソドックス 昔ながらの、ガス遠赤ストーブのサウナ室 入口に「昭和ストロング」と堂々の貼り紙 でも入ってみると、想像ほどカラカラでもなく、ちょうどいい湿度が残っている 名乗りほど尖っていない、骨太で穏やかなサ室
- 琥珀色 サウナ室の目の前に、小さめの水風呂 ここに張られているのが、源泉をキリッと冷やしたお湯 湯の色が、薄い琥珀色 小さい桶のような水風呂だけれど、これが、気持ちいい 温泉の水で締める、というのが、九州らしい贅沢
- 露天 最近リニューアルされたばかりの露天スペース ととのい椅子、寝そべれるととのいベッド、選びたい放題 眺望と、椅子の質と、湯気と、別府湾 ぜんぶ、同じ画角に収まる ここの外気浴のために、もう一回来たくなる
- SDGs 露天の脇に、竹を組んだ自然冷却装置 源泉を、竹の上をつたわせて、空気で冷やしているらしい 電気を使わないエコシステム ただし、真夏はちょっと厳しそう、と素直に思った 風と竹と水の、昔ながらの仕組み
サウナ室。
入口に、「昭和ストロング」と貼ってある。
身構えて扉を開けたら、思ったより、やわらかい。
ガス遠赤ストーブが、低くごおごおと唸る、正統派の景色。
TVもなく、音楽もなく、ただ、ストーブの音だけ。
温度計はそこそこの数字を指しているのに、息が苦しくない。
湿度が、ちょうど、残っている。
名乗りほど尖っていない、骨太だけれど穏やかなサ室。
こういう「静かな実力派」が、九州にはちゃんとある。
水風呂。
サ室の、すぐ目の前。
大きさは、小さめ。
桶を一回り大きくしたくらいの、こぢんまりとした湯船。
ただ、張られている水が、ちがう。
源泉を、キリッと冷やしたもの。
色は、薄い琥珀色。
肩まで沈むと、肌に、温泉の成分がうっすら張りつく感覚。
冷たいだけの水じゃない。
締めながら、ちゃんと、ごちそうしてくれる水風呂。
そして、外気浴。
露天への扉を開けると、ぱっ、と視界が開ける。
別府湾。
水平線が、すーっと、遠くまで伸びている。
高台に立っている、というのが、この瞬間に、ぜんぶ意味を持つ。
湾の向こうに、街並みと、山と、空。
リニューアルされたばかりの露天スペースには、ととのい椅子と、寝そべりベッド。
どれに座るか、ちょっと迷う。
迷ってから、いちばん眺めのいい場所に、ばさっと身体を預ける。
絶景パノラマ外気浴。
これだ。
言葉を、これ以上飾る必要が、ない。
湾と、空と、風。
それだけで、頭の中の余計なものが、ぜんぶ吹き飛んでいく。
ととのう、というのは、こういう景色のなかで、起きるべき出来事だ、と思う。
露天の脇には、竹を組んだ、自然冷却装置。
源泉を、竹の上をつたわせて、風と空気で冷やしている。
電気を使わない、昔ながらのエコシステム。
SDGs、と言ってしまうと、急に堅苦しく聞こえるけれど、これはもう、地形と気候を生かした、生活の知恵。
ただ、真夏に来ると、たぶんちょっと厳しいだろうな、というのも、正直に書いておく。
でも、その「ちょっと厳しい」も含めて、この施設の風景の一部だ。
大分サウナ旅の様子はYouTubeでもまとめています。よかったらどうぞ。
まとめ
JR西大分駅から徒歩20分、高台のため車推奨。
平日650円・休日750円、PayPay対応、年中無休。
別府湾を一望する、パノラマ外気浴。
入口に「昭和ストロング」、でも入れば穏やかな、ガス遠赤の正統派サ室。
源泉をキリッと冷やした、琥珀色の小さな水風呂。
リニューアル済みの露天には、ととのい椅子と寝そべりベッド。
竹を組んだ、電気を使わない自然冷却装置。
ぜんぶ、ここにある。
絶景パノラマ外気浴。
湾と空と風が、ぜんぶ同じ画角に収まる。
それだけで、坂を上がってきた価値が、おつりつきで返ってくる。
サ旅メシは、「王府」のニラ豚定食。
「元祖 大分名物 ニラ豚・ニラチャン」と駐車場の看板に書いてあった。
え、ニラ豚って大分名物なの? 知らなかった、というのが本音。
でも、サウナのあとに食べると、もう、覚えておくしかない味。
大分に来たら西方の湯。そしてニラ豚。
覚えておいてほしい。
では。もいもい。
📍 施設情報
まるた屋温泉 西方の湯(さいほうのゆ)
🗺 大分県大分市 JR「西大分」駅から徒歩約20分(高台のため車推奨)
🕐 09:00〜24:00 定休日:なし
💴 入浴料 平日 650円/休日 750円 PayPay利用可 ※訪問時(2024年7月)の料金です
🔥 別府湾を一望するパノラマ露天(リニューアル済・ととのい椅子&ベッド完備) 入口に「昭和ストロング」のガス遠赤サウナ室 源泉をキリッと冷やした琥珀色の小型水風呂 竹製・自然冷却装置によるSDGsエコシステム
🍱 サ旅メシは近隣の中華料理「王府」のニラ豚定食(元祖 大分名物 ニラ豚・ニラチャン)がおすすめ
赤い方の飛行機JALさんはサウナ旅に特化したパッケージツアーもご用意しています。お得なプランもあるのでぜひ一度のぞいてみてください。




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