『白鳥温泉 上湯』

もい。

2024年6月、宮崎サ旅、最終章。

かじかの湯から、さらに山のほうへ、レンタカーで。

『白鳥温泉 上湯』

3回目の訪問。
近くまで来て、ここをスルーするなんて、できない。
やっぱり。
草むらに、苔むした小さな石像と、白い木の手書き看板。
これだけで、もう、合格。


サ旅費

🚗 えびのICから車で約30分(レンタカー推奨)
♨️ 入浴料 大人 500円
🕐 07:00〜20:00 定休日:第1火曜日
📌 脱衣所にある「上手な蒸し風呂のすごし方」を参考に楽しむべし

※ 料金は訪問時(2024年6月)のものです。最新情報は施設へご確認ください。

今回はサ旅メシ、なし。

本当は、お隣の「白鳥茶屋」に寄りたかった。
地元の食材を使った、美味しいサウナめしが揃う食堂。
今回はタイミング合わず、スルー。
次回までの宿題、ということで取っておく。
山を降りた頃には、もう、空腹もととのっている。


サウナ

木造の本館に、ぐるりとめぐらされた木の柵。

派手な装飾は、ない。
ただ、山に建っている、というだけで、もう物語がある。
玄関の柱、年季の入った床。
ここで500円、というのは、ふた回り信じられない。
ちなみに、宮崎の施設だけれど、往復は鹿児島空港利用。
えびのは、宮崎の西の端、鹿児島寄り。
こういう「県境のサウナ」を、レンタカーでぐるっと拾うのが、サ旅の醍醐味。

Good point 👍

  • 唯一無二 温泉の蒸気が、地獄のように噴き出す場所に、小屋を建てちゃいました 入口正面が熱源なので、そこが一番熱い 建物が、地球の上に直接乗っかっているような構造 他のどこにもない、本当に唯一無二の蒸し風呂
  • オーガニックロウリュ 誰かが足元で無限にロウリュしているような、不思議な感覚 しかも蒸気は天然100% höyry(ヘウリュ=蒸気)の概念をそのまま施設にした まさに、地球によるオーガニックロウリュ
  • 不感 近くの白鳥神社の井戸水を引いているという水風呂 なんの刺激も感じない 冷たいでもなく、ぬるいでもない、ただ、やわらかい 最高の肌触り、という言葉でしか説明できない、不感の水
  • シンプル そこにあるのは、蒸し風呂と、水風呂と、ベンチのみ 他には、何もない そして、何もいらない 引き算の極北 ここまでミニマルなサウナ施設は、なかなかない
  • 白鳥茶屋 今回は寄れなかったけれど、お隣に食堂あり 地元の食材を使った美味しいサウナめしを、ぜひどーぞ 次に来たときの楽しみとして、ちゃんと残しておく

秘湯、地獄むし風呂。

森の中の小屋。

赤い文字で「秘湯」、続けて「地獄むし風呂」。
壁には「ハチにご注意ください」の貼り紙。
ハチに注意するサウナ、というのも、なかなかない。
扉を開けると、ぶわっ、と湿度。
いや、湿度というレベルじゃない。
床下から、地球の蒸気が、ごおおっ、と吹き上がってくる。
入口正面が、熱源。
だから、扉のすぐ向こうが、いちばん熱い。
普通のサウナと、入口と座席の関係が、たぶん、逆。

奥に進んで、座る。

木のベンチに、ゆっくり腰を下ろす。
足元から、ヘウリュ。
誰もひしゃくを持っていないのに、足元で、誰かがずっとロウリュしている。
それも、無限に、止まらない。
湿度の壁が、すうっと体に張りつく。
電気のサウナでは出せない、まろやかで重い湿度。
これが「天然100%」の意味。
オーガニックロウリュ、という言葉が、肩書じゃなくて、事実として刺さってくる。

水風呂。

近くの白鳥神社の、井戸水。

肌に触れた瞬間、冷たい、と感じない。
ぬるい、とも感じない。
ただ、やわらかい。
不感、と書かれているのが、よく分かる。
刺激のない水で、身体の輪郭が、ふわっと曖昧になる。
温泉と、地獄蒸気と、神社の井戸水。
ここはたぶん、「水」の質で記憶される施設。

外気浴は、ベンチで。

木の柵の向こうに、山。

椅子は、シンプルなベンチ。
それ以上の装備は、ない。
背もたれもインフィニティチェアも、いらない。
ベンチに座って、空を見上げて、緑を眺める。
頭が、ゆるんで、ととのっていく。
湯けむりと、鳥の声と、風。
ここに来るたびに思う。
サウナって、本当はこのくらいシンプルで、ちょうど良かったんじゃないか。

3回目の訪問。

毎回、同じことを思う。
近くまで来て、ここをスルーするなんて、できない。
やっぱり、寄ってしまう。
やっぱり、よかった。
何度来ても、その「やっぱり」がぶれない、稀有な秘湯。


宮崎サウナ旅の様子はYouTubeでもまとめています。よかったらどうぞ。


まとめ

えびのICから車で30分、宮崎県の西の端。
往復は鹿児島空港利用、レンタカーでぐるっと宮崎を周遊。
都城温泉、すきむらんどかじかの湯、そして最後に、ここ。

地獄のように噴き出す天然蒸気の上に、小屋を建てた、唯一無二の蒸し風呂。
誰かが足元で無限にロウリュしている、ヘウリュそのもののオーガニック空間。
白鳥神社の井戸水を引いた、刺激ゼロの不感水風呂。
蒸し風呂と、水風呂と、ベンチ。
ぜんぶで、500円。
他には、何もない。
そして、何もいらない。

引き算の極北。
それでいて、3回目でも飽きない。
むしろ、来るたびに「やっぱり、ここでよかった」と確信が深まる。
そういう施設が、宮崎の山奥に、ちゃんとある。

サ旅メシは、今回はお預け。
お隣の白鳥茶屋は、次の宿題に。

えびのに来たら白鳥温泉上湯。
覚えておいてほしい。

では。もいもい。


📍 施設情報

白鳥温泉 上湯(しらとりおんせん かみゆ)

🗺 宮崎県えびの市 えびのICから車で約30分(レンタカー推奨/鹿児島空港からのアクセスも便利)

🕐 07:00〜20:00 定休日:第1火曜日

💴 入浴料 大人 500円 ※訪問時(2024年6月)の料金です

🔥 天然100%蒸気の地獄むし風呂(オーガニックロウリュ) 白鳥神社の井戸水を引いた不感の水風呂 外気浴はシンプルなベンチのみ 脱衣所に「上手な蒸し風呂のすごし方」案内あり

🍱 お隣に「白鳥茶屋」食堂あり(地元食材のサウナめし)


赤い方の飛行機JALさんはサウナ旅に特化したパッケージツアーもご用意しています。お得なプランもあるのでぜひ一度のぞいてみてください。

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